暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜青年と機動六課物語〜
第20話『開発者』
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カズマ「あ、はい。カズマ・キサラギです」


高町家に泊まった次の日、朝ご飯をご馳走になっていた俺を士朗さんが呼ぶ。それを俺は、少し驚きながら返事をした。


士郎「カズマくんはこれからどうするんだい?」

カズマ「えっと……とりあえず住み込みで出来るアルバイトを探そうかなって思っています」

桃子「それなら、カズマくん。家の喫茶店でアルバイトしてみない?」

カズマ「え!?」


 まさかの桃子さんからの提案に驚きの声を上げる。こちらとしては有り難い事なのだが本当に良いのだろうか…。


カズマ「あの。その申し出はとても嬉しいのですが…。良いんですか?昨日合ったばかりの見も知らぬ男をいきなり雇うなんて」

士郎「確かに、キミの言ったとおりだ。なので、まずは一週間研修生として働いてもらって、君の人柄を見せて貰う。そして君が人間的に問題ないと判断できたら本採……と言うのはどうだろうか?」


 まあ、それならいいかなと心の中で思う。実際ここから出て行っても行く所などないからな…。


カズマ「……それじゃあ、よろしくお願いします」


 少し考えた末、箸を置き頭を下げた。








 〜回想・終〜









 ―――とまあ、こんな事があったわけで一週間の研修を終え正式採用してもらい今に至るわけで。ちなみに、玄関前の掃除は俺の日課になっている。


カズマ「しっかし、ここ最近暑いな」


 腕で汗をぬぐう夏も近いのでここ最近は暑い日が続く。そう言えば、テレビでプール開きしたって言っていたな。


?「やあ、カズマくん。精がでるね」

カズマ「あ、千鶴さん。いらっしゃい」


 この白衣に眼鏡の女性(ひと)烏丸(からすま)千鶴(ちづる)さん。地元の大学の学生、翠屋の常連で必ず一日に一回は訪れる。


カズマ「今日はいつもより来るのが早いですね」

千鶴「ああ、講義が休講になってしまってな」

カズマ「とか何とか言って、ただサボっただけなんじゃないんですか?」

千鶴「はっはっは、ばれたか」


 千鶴さんは真面目そうに見えて結構なサボり魔でここに講義をサボって訪れる事もしばしば。


カズマ「こんなに、サボってて卒業出来るんですか?」

千鶴「大丈夫だ。なんせ、私は天才だからな」


 この人が自ら天才と言うのは間違ってはおらず正真正銘の天才だ。何でも、この前ノーベル賞の候補にもあがったとかなんとか。


千鶴「それより、そろそろ中に入ってもいいだろうか?こう暑くてはたまらない…」

カズマ「あ、はい。どうぞ」


 千鶴さんを連れて中に戻るととても涼しい、流石にクー
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