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宇宙を駆ける一角獣 無限航路二次小説
第二章 四話 ロボットは漢の浪漫
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いだろう。君の乗船を許可する。ただし、船内で勝手に動きまったりするなよ?いま、船の全面改装中だ。作業用ワークローダーに踏み潰されたら目も当てられんからな。」

「勿論です。」

こうして、ユニコーンに化学者のゲストが来たのである。



ユニコーン カタパルト増設予定スペース

ゴゴゴゴゴゴ............

ズドドドドドドドド............

ガリガリガリガリガリガリガリ............

チュイーン............チュイーン............チュイーン............

浪漫で動いている漢、ハル・バークにとってコレ以外の表現方法は不要である。
ちなみに、艦載機の設計を含めると彼は四日寝ていない。ハル・四徹・バークである。

「おーい!バーク!降りて来な!」

ラーメンの岡持ち片手に火花を散らす作業用ワークローダーに向かって金属音をぶち抜いても聞こえる大声で怒鳴っているのはユニコーンの食堂のおやっさんである。
休憩時間のたびに戦場のような様相を呈すユニコーンの食堂でクルーの怒号や皿が割れる音にも負けず通る鍛えあげられた腹式呼吸から叩き出される重低音はどんなに周りが騒がしくとも確実に対象の耳に届く。
防音措置がされているはずの作業用ワークローダーのキャノピーですら、その例外ではない。
甲高い金属音とエンジンの鼓動を止め、バークがキャノピーから出てくる。

そして、飛び降りた。
スタッと無駄に見事な着地を見せてバークはおやっさんの岡持ちからラーメンを受け取る。
こうしてユニコーンの一日は過ぎてゆく。



惑星シャンプール 改装工廠制御室

さて、バークがユニコーンにカタパルトを搭載するためにドカドカと改造を加えている間に、白野はジェガンの兵器テストをやっていた。
機体が出来ても武器がなければ宇宙を漂う棺桶となんら変わらないのである。
武器......ここでいうと一般的な艦載機に搭載されているようなパルスレーザーのようなチャチなもの満足するような白野ではないのである。
来るべきアレとの決戦に備えてなるべく装備を整えるべし。というのが白野の考えである。

幸いな事に、大マゼラン時代に購入した艦載機の設計図から【超縮レーザー】なる物のデータを入手していたので、対艦載機に対する武器は、それをマニュピレーターに保持出来るようにライフルの形に加工してやればいい。
その設計図はすでに完成していた物を流用するため、割と簡単に出来上がった。現在海賊達が使っていた改装工廠の一部で十丁ほど試作型を製作中である。
対空はそれでいいとして、問題は対艦兵器である。

艦船の装甲は硬い。大きさの制限によってどうしても物理的な装甲厚が確保で
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