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鉄槌と清風
18部分:17:良彦の目覚め
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指揮所を、他のクルーも数班に分かれて、海鳴りに滞在しているそうだ。
 どうやら、魔導師の連続襲撃事件が地球を中心に起こっているため、それの担当になったアースラスタッフが動きやすいようにらしい。

 それを聞いて良彦は、守護騎士が蒐集をしている事に気付く、リトの残した記憶がそれを教えてくれる。
 記憶を毎回抹消される彼らは、書の完成が主…はやてだろう…を死へ追いやる事を覚えていないはずだ、そして、はやての性格からして、蒐集をはやてが望んでいるとは思えない。
 さらに、守護騎士達も命じられず、自分から蒐集するとは思えない、ならばなにか緊急事態がおこったのか、と思うが…実際に話さないと其処はわからないと考える。

 できれば、誰かと一対一ではなせれば…だが、ザフィーラが動いていた、倒された時の此方の言葉で、良彦が相手に気付いたのはばれた可能性が高い。
 それ以前に、夜天の主がはやてと判れば管理局もほうっておかないだろう、守護騎士と全面戦争になりかねない。
 ならば、何処かで彼らと話すしかない…結局は、自分も彼らの逮捕に協力するのが一番か、と考えを纏める。

 「なるほど…なら俺もクロノに頼んで手伝うかな、自分を倒した相手とか、きっちり捕まえたいしな」

 「私も協力するってクロノ君にいってあるよ、レイジングハートももう直ぐ戻ってくるし」

 「これで人数的には、こっちが一人多いから、動きもとりやすいね」

 「あぁ、今度あったらぶっちめてやる」

 「気をつけてね、僕は支援とかしかできないけど」

 5人がそれぞれ意志を固め、守護騎士に対し相対することを決めるのだった。
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地味に戦っていたので救援は遅れた感じです、使った魔法が極端にすくないですし…で、まぁ良彦の思考はリトの知識と経験が混ざるので一寸大人びています。

次回は、カートリッジを搭載したレイジングハートとバルディッシュが戻ってきた時の戦闘でしょうか…誰対誰にするか、微妙に悩ましいですが、多分本来とは違う組み合わせになります。

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