ちょっと遅めのクリスマス〜姉御と理樹〜後編
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来々谷さん」
声のトーンが変わったことに気づいたのか、来々谷さんも少し緊張しているような口調になり、
来々谷「あ、ああ…」
理樹「僕は…来々谷さんのことが好きだ。君のキラキラとした笑顔が大好きです。僕の隣で…ずっと微笑んでくれないかな?///」
言ってみたはいいけど、超恥ずかしい、なんかロマンチストみたいだ、絶対顔が赤くなってると思う(汗)
来々谷は一瞬、動きが止まったあと
来々谷「…ふっ…ふふっ…あははは」
唐突に笑い出した。
理樹「な、なんで笑うのさぁ///」
来々谷「ははっ…すまないすまない、理樹くんがそんなロマンチックな告白をしてくるとは思わなくてな」
理樹「こ、これしか思いつかなかったんだよ〜!」
来々谷「でも、嬉しい。私も、理樹くんのこと、好きだよ。この世で一番。」
にこやかに微笑む。
やはり、僕はこの笑顔が大好きだ。
理樹「あはは…//初めてだったけど…告白ってすごく緊張するんだね」
来々谷「さっき、理樹くんを誘ったときの私の方が、とてもドキドキしていたと思うぞ?」
理樹「そ、そういえばそうでした…」
来々谷「ふふっ…♪さて、理樹くん、これからどうする?」
理樹「そうだな…最後にどうしても来々谷さんに見せたい物があるんだ」
来々谷「見せたい物?」
理樹「うん!でもあまり時間も無いし…急ごう!」
来々谷の手をしっかりと握り、理樹は駆け出す。
来々谷「…////」
〜数分後〜
町外れの、学校にほど近い丘へとやってきた。
理樹「来々谷さん…目を閉じて」
来々谷「あ、あぁ…」
(スタスタ…)
理樹「よし、開けていいよ」
来々谷「…すごいな」
眼下に広がっていたのは、キラキラと輝く町中のイルミネーション、そこにポツポツと降り積もる雪。
来々谷「まるで、映画の一幕だな…」
理樹「この場所はさ、僕のお父さんとお母さんが教えてくれた場所なんだ。2人は、この場所で運命的な出会いをしたんだって…3人でここに来た時、
「この景色は、理樹が大きくなって、本当に好きな女の子が出来た時に見せなさい」
って言われたんだ」
来々谷「そんなに、大事な場所を私に…」
理樹「来々谷さんだから、教えられたんだ…改めて、大好きだよ来々谷さん…」
そして…ゆっくりと、2人はキスを交わす。
2人だけしかしらない…2人だけの世界で。
いつまでも…いつまでも…
〜fin〜
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