第一章
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「せめて最後はね」
「そうだよな。最後はな」
「ゆっくりしましょう。それじゃあね」
「ああ、じゃあ俺はここにいるな」
テレビの前のソファー、いつも二人で並んで座ってくつろいでいたソファーに座ってだ。そうしてからだった。
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