第九話
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
た」
「凄い凄いッ!!」
「専門家とは聞いていたがこれ程とはな」
イエローとヤスヒロさんが感心する。
「ボクなんか捕獲が苦手で、野生のポケモンを捕まえた事なんて数えるくらいしかないか ら……尊敬しますッ!!」
「えッ!?」
イエローの言葉にクリスタルが驚く。
まぁそうなるわな。
「あれ? クリスタルさん、貴女のパラセクト、怪我していますよ」
「ホントッ!! あ、僅かだけど、切り傷 が……」
「あれだけの数や。捕獲される間際に反撃したヤツもいたんやろな」
「急いで傷薬を……」
クリスタルがリュックから傷薬を探すけど、イエローが癒しの力でパラセクトの傷を治した。
「えッ!?」
「驚く事はない。癒しの力……イエローの持つ特別な才能なんだ」
驚くクリスタルにヤスヒロさんが説明をす る。
「うふふ」
「えへ」
「よろしくイエローさん。私の事はクリスと呼んで下さい。あ、ショウさんもいいです」
「ハイ。分かりました」
「あぁ」
「け、敬語はなしですよイエローさん。私が年下なのに………」
「ハッハッハ」
クリスの慌てぶりにヤスヒロさんが笑う。
「……そういえば、ポケモンの大移動は……前にも同じ事があった。去年のふたご島……」
イエローが何かを思い出す。
「オーキド博士はあの時、野生の生物が大きな危機の前ぶれを察知したからと言っていました。今回ももしかして………」
ゴゴゴゴゴゴゴッ!!
その時、何か響いた。
「イエローやばいぜッ!! お前のイヤな予感が当たっちまったッ!! 舵が効かんッ!! この船は既に………」
「既にッ!?」
「あれを見ろッ!!」
漁船は巨大な渦の中にいた。
「きょ、巨大な渦の中にいるッ!! この辺りはうずしおの発生する海域と言われているが、これ程とは聞いた事がないッ!! 何とか抜け出さないとッ!!」
「ッ!?」
その時、クリスが何かを見つけた。
「見て、渦の下に……渦の下に何かいま すッ!!」
『あれはッ!?』
渦の下には、ジョウトに飛び去ったと思う鳥ポケモンらしいのがいた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ