『第七話』
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る
「質問に答えたらね」
「質問って、将来が何とかってやつか?」
「そ、アンタは決まってるの?」
バニングスに聞かれ少しばかり考えてみる
「……………」
「……ちょっと」
「……………」
「……た、拓斗君?」
「……………」
「……拓斗君?ねぇ、拓斗君」
う〜んやっぱりどんなに考えてもないな将来なんて。だいたいまだ小学三年なんだからすぐに決めなくてよくないか?
でもここって結構いいとこの学校だし決めなくちゃいけないのか?
しかしなぁ………小学生にしっかりした将来を考えさせるっておかしくないかここの教育方針
いくらなんでも小学生だもんなぁ―――
「いいかげん戻って来なさーーい!!」ブンッ
ヒョイッ
「当たりなさいよっ!!」
「当てろよ」
「ムキーーーー!!」
「ちょっ!?アリサちゃん!!」
「アリサちゃん落ち着いて!!」
「離しなさいなのはにすずか!!コイツを一発殴らせろーー!!」
殴りかかってくるバニングスを栗色の髪をツインテールのした少女――高町なのはと紫の長髪にカチューシャをつけた少女――月村すずかが羽交い絞めにして止める
「拓斗君も見てないでアリサちゃんを止めて!」
「手錠をかけられてそんなことできるか」
「とにかく手伝ってよ〜!!」
「うがーーーー!!!」
こうして怪獣バニn「誰が怪獣だ!!」……バニングスの暴走は昼休みが終わるまで続き
俺の将来の話はうやむやになって終わり、弁当を食べきることは出来なかった
下校中、一人で道を歩いている。他の三人?いねぇよ、ってか俺からは普通関わらない
高町がいるんだ、できるだけ五歳の頃の約束の相手だと気づかれたくない
そんなわけで帰っている途中
「っ!(これは……血の臭い?)」
それも人の血だ、こういう時はほとんど碌なことがない
他にナニかの獣の臭いも混ざっているので人が迷い込んだ熊などに襲われたのかもしれない
そう考え臭いがする方向へ走る
「……ん?あれか」
少し走ったところで前方に光る何かを見つけてそこに駆け寄る。そこには……
「こいつは確か……フェレットだったか?」
赤い宝石のペンダントを首に提げてるフェレットがいた………光ったのはこの宝石か
できるだけそっとフェレットを抱き上げる
怪我をしていて傷口から血が滲んでいる
これを見るに人間ががこのフェレットを虐待した際にフェレットが抵抗をしたためお互いに血を流したと解釈できるが……
(人間の血の臭いの方が強い?)
おかしい、血の臭いはど
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