第十二話 大地を味方に
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ル「それ、手紙?誰から?」
シ「あ、あぁ、『卯』からだ。」
ナ「『卯』?変な名前だな。」
ハ「あい。相変わらず、駄作者07はネーミングセンス悪いね。」(←スミマセン・・・by07)
ナツ、ハッピー、グレイ、エルザ、ウェンディ、シャルルもいつの間にか俺の背後から手紙を覗き込んでいた。
エ「もう中身は読んだのか?」
シ「いや、これからだ。」
俺はエルザの問いに答えながら、白い封筒から白い便箋を二枚取り出した。一枚目を開くと、でかく、赤い文字で『挑戦状』とド迫力のある文字で書かれていた。
全「・・・・・」
俺達はあまりのド迫力に何も言えない。俺は黙って二枚目を開いた。これまたド迫力があり、さっきよりも小さい黒い文字で、『今日の午後六時、オオバコ山にて待つ。』と書かれていた。
全「・・・・・」
俺達はまた何も言えない。そりゃそうだ。顔も性格も性別も分からない相手に、いきなり『挑戦状』を渡されたんだ。でも俺は、この『卯』の送り主がどんな奴なのかはすでに見当がついていた。
シ「『十二支』の一つ、『卯』の血を持つ十代目・・・」
ウェ「シンさんの、『任務』って事ですよね?」
ウェンディの言うとおりだ。これは断る事が出来ねぇな。この『卯』との勝負に勝てば、また『任務達成』への終点に近づけるんだ。時計を見ると、二本の時計の針は午後三時四十六分を指していた。
シ「なぁ、オオバコ山ってどこにあるんだ?」
グ「チューリィ村だ。」
チューリィ村・・・確か、マグノリアから列車で約二時間で行ける。ギリギリ間に合う。リンドウ村からだったら七時間は掛かる。やっぱ都会はすげぇ〜な。俺はズボンのポケットに五色腕輪があるのを確かめると、
シ「ミラ、俺ちょっとオオバコ山に行って来る。」
ミ「行ってらっしゃぁ〜い♪」
俺はギルドから飛び出すと、駅に向かって走り出した。
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俺は今、チューリィ村に行ける列車に乗っている。が、疑問に思う事が一つ・・・
シ「・・・何でお前等がいるんだよ?」
ナ「おぷ・・・」
俺の隣にはルーシィとグレイ、向かいにはグロッキー状態のナツとハッピー、通路を挟んで隣の席にはエルザとウェンディとシャルルが座っている。
エ「『十二支』の血を持つ者同士の熱い勝負を見てみたくてな。」
シャ「あんたの『任務』の邪魔はしないように見てるから、安心しなさい。」
「安心しなさい」って言われても・・・てか、何
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