第一幕
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よ」
笑顔で言う彼女だった。とても奇麗な笑顔で。
「夕方の砂浜だからね」
「それでなんだね」
「ええ、だからね。ロマンがある場所だから」
「そういえば」
夕方の砂浜。シチュエーションとしては最高の時間と場所だった。それを聞くとだった。
僕も納得した。そして笑顔でだ。今度は僕から彼女に言った。
「じゃあまたね」
「また?」
「また。キスしよう」
「わかったわ。じゃあもう一回ね」
彼女も笑顔で受けてくれて。僕達はまたキスをした。今度はもっと時間をかけて。
そうした日々だった。僕は何も嫌なことはなく過ごしていた。そう、最後の日までは。
その最後の日に急にだった。彼女はだ。僕に言ってきたのだった。
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