【D×D】記憶のお掃除
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とこの近所に野生のコウモリなんぞ生息しとらん」
「・・・・・・・・・え、生息してないの?」
「近所の大学の生物研究の教授に聞いた。住める環境が無いらしい」
「Oh・・・」
「もうよく分からんが、何故か旧校舎とお前含むオカ研メンバーと蝙蝠と3つ繋がったんだ。疑いもするだろ?てめー実は黒魔術的な何かで―――」
ここで俺の意識は暗闇に沈んだ。
またこれか。・・・あれ、またって何だよ?
= = =
もう言葉も出ない。箒は何が何でも理由を見つけて私の悪魔の秘密を暴きたいんじゃないかと思えてきた。いわば彼は何度でも疑問を抱き真実暴くマン。存在を隠している我々悪魔を懲らしめるために神の遣わした嫌がらせなのだ。
私たちの目の届かない所に重点を置いて監視した結果学校内での視線とかを確認するのが疎かになるとか笑えないし、そもそも箒が旧校舎で遭難って初めて聞いたんだけど。
「どーゆーことよ朱乃!!」
「だってリアスったら彼の記憶を2回も消したことを内心気にしていたでしょ?だからそれ位なら気付かない方がと思って」
「失敗してんじゃない!しかもあらゆる方向で!」
半ばヤケクソ気味に記憶を消去。これで駄目ならもうチラシ契約を何としてでも押し付けて使わせるしかない。今までにポストに契約の紙を放り込んだことは何度もあるけど、他の広告類と一緒に学校行き途中のコンビニのゴミ箱に毎度放り込まれているから全然効果ない。
相変わらず健やかな寝顔をしているが、貴方は一般人なのよ。悪魔の世界に首を突っ込んでも何にもいいことは無いのよ。もう勘弁して頂戴、箒。
= = =
「なぁ、グレモリー」
「・・・・・・・・・へぇへぇ私が悪うござんしたよ。地球が太陽の周りを回ってるのもアダムとイブが知恵の実食べたのもエルニーニョ現象もペストが流行したのもありんこの2,3割が働かないのも蚊がマラリアを媒介するのも毎年台風時に外出したおじいさんが死んじゃうのも梅毒が大流行したのもオゾンホールが開いたのもどぉーせ私の所為よ!はいはい私が諸悪の根源で〜す!!」
「何言ってんだお前・・・」
同級生のグレモリーがおかしくなってしまった。
その後、実は悪魔だったことを暴露したら「・・・え、マジで言ってんの?ぷっ」と笑われて発狂するグレモリーとそれを必死で止めるオカ研メンバーという変な構図が出来上がったとか。
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