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バカとテストと召喚獣ing
53限目 木下秀吉の青春
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にデートといわないで欲しいのじゃ。いくら姉上にそういう相手がいないからって、それをわしにぶつけないでほしいのう」
「悪かったわね」
「ひぃっ」
言った途端に秀吉の右ほほに包丁がかすり掛けた
「んで?今日は誰と行ったのよ?」
「そ、それは」
なにやら秀吉は部長と行ったと言うのはなかなか言いづらいらしい。しかしそんなモゴモゴしてる姿を木下姉は
「あはーー。もしかして3年の柳生田先輩かしら?あなたの愛しの?」
「そ、そんなわけ、、、なかろう」
「なるほどね、だから今日そんな格好なわけね」
「姉上には関係なかろう」
「、、、あんた、先輩の事好き、、ナンでしょ?」
「ゴフッ、、な、何をいうのじゃ!!」
唐突もなく言われ、さすがの秀吉も驚きを隠せなかった
「だってあんたが演劇部入部するって決めたのは先輩がいるからでしょ?」
「・・・・・・うむ」
「ふーーん。とうとうあんたも初恋ねぇ、いやあんたの初恋は吉井君だったけ?」
「吉井と比べて欲しくないのじゃ!先輩のほうがーー・・・・」
否定していたが、自らそれを否定して認めてしまった。落ち込んでる秀吉と対象的に木下姉はニヤニヤしていた
「そうじゃ、わしは先輩の事が好きじゃ!文句あるのか?わしはれっきとした男じゃぞ」
「悪くないわよ。いやーー、秀吉がとうとう青春だね?」

      ☆

「秀吉、演劇部の練習どうなの?」
「どうって?楽しいぞ」
「急にどうしたんだ?明久」
「いや、昨日さ、演劇部の副部長と部長が泣いていたからさ」
「なんでじゃ!!」
「わからない、会話は聞こえなかった」
その真相はその後の部活で判明した


「じつは、来週親の都合で転校するの」
それは明久のときと同じだった

「先輩」
「ごめんね、なかなかいえなかったの」
「いや、その気持ちは分かるのじゃ。身近にいたもんで」
「秀吉君」
「ナンなのじゃ?先輩?」
「精一杯青春しなさいよ!!」


「一体どうするの?あんたは」
「どうするって?なんじゃ?」
「言わないの?あんたの気持ち」
「わからないのじゃ」
「まったく、あいつと同じね」
「あいつって誰じゃ?姉上」
「吉井君よ、半年前の吉井君と同じ顔してるのよ」
「そうじゃったか。吉井も苦労していたのじゃな」
そう、木下姉は吉井の件と今回の件を両方を同じと考えていた。そして何も進まないままとうとう当日を迎えてしまった


演劇部では部長の送別会が行われていた

「先輩、やっぱり将来は女優ですか?」
「いやね、そんなに可愛くないわよ。私は劇団よ」

なんだかんだで先輩の送別会はおわった


一人屋上で考え事していると、ある男が現れた

「なんのようじゃ?坂本よ」
「いいや、別にようは
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