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バカとテストと召喚獣ing
53限目 木下秀吉の青春
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彼は2年Fクラスの木下秀吉。男や女などの些細な問題を超越した唯一無二の存在「秀吉」。
その外見から彼は恋愛経験がない。そんな彼は今青春を満喫していた。


「はーい。今日の部活終了ーー」
『ありがとうございました』
いつものように秀吉の所属している演劇部の練習が終わった。そして秀吉は汗を拭いながら帰り支度をしていると
「お疲れ様秀吉君」
「あ、お疲れ様なのじゃ、部長さん」
秀吉に近づいたのは演劇部部長の柳生田幸であった。
「秀吉君。「さん」付けはダメって言ってるでしょ?」
「いや、部長さんはわしの先輩であるゆえ「さん」付けするのは当たり前のはずじゃが?」
「そういえば、この後秀吉君暇かな?」
「暇じゃが?」
「じゃあ今度こそ付き合ってよね?買い物。今までFクラスの用事で断られたんだからね」
「了解なのじゃ」


そして秀吉は部長との買い物のため私服に着替えて待ち合わせの場所に向かった。

「お待たせしたのじゃ。先輩」
「うーーん。やっぱりダメね」
第一声が私服のダメ出しさせた
「一体ナンなのじゃ?一体」
「いいから行くのよ」
そして、詳細を聞かれぬまま秀吉は先輩に手を引かれてある服屋に来た

「せ、先輩?ここ男もののコーナーじゃが?」
「そうよ。今日は秀吉君をかっこいいコーディネートするのよ」
「なっ!」
今まで皆に女扱いさせてきた秀吉にとって驚きだった
「い、今なんと?」
「だから、秀吉君男なのに、私服が女の子っぽいのよ。だから今日は秀吉にちゃんとした男になってもらうわ」
秀吉にとって自分を「男」として認識してくれるだけで嬉しいのに、これ以上の感激はないと秀吉は思っていた。
「了解なのじゃ!!」

そして過ごすこと1時間。秀吉はすっかりどこから見ても「男」となった。

「ありがとうなのじゃ!!これ以上の感激はないのじゃ」
「それより、今日だけその口癖やめてくれない?」
かっこいいのにその口癖はもったいないという感じで言ってきたので
「わ、分かった。気をつける」
「じゃあ、行こ!秀吉君!!」


「今日はありがとね、買い物付き合ってくれて」
「いやいや、こっちこそありがとうございました」
「その服あげるわ」
「良いのか?ありがとうなのじゃ、あっ・・」
「いいわよ、やっぱりあなたはそれが大事ね」
「すまんなのじゃ」
「今日は楽しかったわ。じゃあまた明日ね、秀吉君」

     ☆

「ただいまなのじゃ。姉上」
「お帰り。今日のご飯はあんただから、早く作ってよね」
家に帰ると木下姉はいつものあの格好でいつものアレを読んでいた
「今日、なんでもいいわよ」
「了解なのじゃ」
「それで?今日は誰とデートしたのかしら?」
「だからいちいち外に行くたび
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