スーパーロボット大戦OG外伝
0479話
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るのか?
『5分程後にまた連絡を。こちらで少々調べてみます』
「ああ」
俺が頷くと同時に、通信が切れる。そして残ったのは、俺と傭兵。そして唖然としている技術者の3人だけだった。
「……え? 今のってもしかして……」
「ああ、イスルギ重工の社長だ。お前もウォン重工業の社員なら自分達が傘下に入っている会社の社長の顔くらいは知ってるだろ?」
「いや、それは知ってますけど。何でそんな大物がこの件に絡んでるんですか!?」
「そうだな、それは俺がイスルギ重工の社長と繋がっているから……としか答えようがないな」
「おいおい、天下のイスルギ重工と繋がってるって。本当にあんた何者なんだよ」
「さてな」
傭兵の言葉に軽く肩を竦めて誤魔化す。そして5分後。
『アクセル、申し訳ありませんでした。こちらの連絡ミスです。きちんと話はつけましたので、その機体は以後アクセルが使っても構いません』
ミツコへと連絡を入れると、そう言って頭を下げたのだった。
……またもや技術者と傭兵が驚きの顔で俺を見ているが……まぁ、取りあえずその辺はもういいだろう。どうせ今回限りの付き合いなんだし。
「了解した。じゃあミロンガは以降俺が使わせて貰う」
『ええ。……あぁ、それと……ちょっと内密に話しておきたい内容があるので後でまた連絡を下さるかしら?』
「ん? あぁ、それは構わないが」
『では、そう言う事で』
ミツコが笑みを浮かべ、通信が切れる。
「……」
そして技術者は、話の成り行きにただただ唖然としているだけだった。
「おーい、大丈夫か?」
取り押さえていた傭兵が解放してそう尋ねるが、技術者は無言のまま立ち上がり……そのまま、つい今し方まで俺が使っていた通信装置を使ってどこかへと連絡を取る。
「そんな! ですがミロンガは我が社の最新鋭機ですよ! ええ、分かってます。はい、はい……分かりました」
通信で上司か何かと思しき相手とやり取りをし、やがてがっくりと肩を落としてこちらへと視線を向ける技術者。
「では、僕達はこれで帰りますので」
そう言い、溜息を吐きながら傭兵と共に去っていくのだった。
……イスルギ重工恐るべし。
ミロンガの件が済み、取りあえず81式PTキャリアと共に空間倉庫に収納してからホテルへと戻ってミツコへと通信を繋げる。
『お待ちしてましたわ』
「それでどうしたんだ? 人前では話せないような事か?」
『ええ。その類の話です。アクセル、貴方は確かテスラ研に侵入すると言ってましたわよね?』
「ああ。ヒュッケバインMk-V目当てにな」
『そのチャンスが来そうですわよ。私の支援しているノイエDCの残党が近い内にテスラ研に襲撃を掛ける
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