番外 NARUTO編 その4
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達は十尾からあのチャクラの塊を奪い出したいようだ。ならば…
俺は九尾の肩からスサノオの両手を現すと、二つのチャクラの塊をそれぞれ掴む。
「お主…」
「盗み取るのは得意だ」
写輪眼然り、権能しかり。
「「おおおおおおおおっ!」」
ブチブチブチ…
気合を入れて引っ張ると、ついにそのチャクラは十尾から引き抜かれ、ドシンと音を立てながら七体の異形の巨体が地面に転がった。
チャクラを抜かれた十尾はげっそりとやせ細り、枯れかけの樹木のようになっている。
今ならいけるか?
俺は九尾からスサノオを引き離すように再構成すると、十尾へと十拳剣を突き刺した。
「グオォォ…」
十尾は抵抗する気力も残されていないのか、十拳剣へと封印されていった。
…
…
「やったのか…?」「倒したの?」「…ああ、俺達は勝ったんだっ」
「わああああああああああああっ!」
忍連合の人たちが囁き合い、そして一瞬後に喜びの喧騒が響き渡る。
ある者は抱き合い、またある者は静かに、しかし皆が一様に生き残った事と戦いが終わった事に歓喜していた。
歓喜に震える戦場に今一人の乱入者が現れる。
その人影は、大きな巨人を現すと一直線にナルトへと迫る。
「ナルトォっ!」
「サスケェ!?」
突然ナルトに襲い掛かるその誰かをナルトはサスケと呼んでいた。
「何で今こんな所にっ!?」
「うるせぇよっ!俺はお前を斬る為だけに来ただけだっ!過去を斬る為にっ!ここでお前を殺せば木ノ葉は潰れるっ!だからっ!」
「サスケェっ!」
………意味が分からない。
当事者じゃないから当然だけど。
ナルトがサスケの目をのぞきこんだ瞬間、ナルトの口から一羽のカラスが現れる。
カラスはそのままナルトの口から這い出ると何処かに飛び去ってしまった。
「おれは、木ノ葉の里を護りたいんだっ!?…だからっ!」
うん?
「サスケェっ!だったら、俺達が戦う必要なんてっ」
「俺には有るっ!里を護れるほど強い存在であると皆に知ってもらう必要がっ!」
なんか会話が変な方向に向いているな。
最初は復讐っぽい事を言っておきながら、その言動が180度変わっている。しかし、何故か会話が成立しているナルトは…うーん?
繰り広げられる九尾とスサノオの戦いは、両者ノックダウン。一足先に立ち上がったナルトがサスケに近づいてどうやら友情エンドを迎えた様子。
まぁどうでもいいな。
戦い終わって俺も木分身を消し、クゥとユニゾンアウト。クゥは所々なんか植物っぽい何かが混ざってしまっていた。
おそらく十尾のチャクラが原因だろう。まぁ、副作用が出ているわけじゃ
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