番外 NARUTO編 その4
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くぜ八っつぁんっ!」
八尾は暴れ牛の如く、十尾へと突進。強化された角を突きつける。
オレの付いた右腕から銀色の魔力が迸り、八尾の角を銀色に染める。
「ちょっときつい…」
剣ぽい鋭いものだから何とかいけたシルバアーム・ザ・リッパーで両角を強化。切断の権能を纏わせる。
キィーーーンと相手が尾獣玉をチャージしているのが見える。
「おっとこいつはヤベェ」
「こっちも尾獣玉、オーイェー」
八尾と人柱力の会話。
「そのまま突っ込めっ!今の角なら絶対に勝てるっ!」
その言葉はある種の言霊。絶対に負けないという気迫。
俺の言葉を受けて八尾が駆ける。
「どうなってもしらねぇぞっ!」
「ウイイィィィィィィッ!」
撃ち出される尾獣玉に真っ向から突進。前進する力を利用してその角で猛牛のように尾獣玉をすくい上げ、跳ね飛ばす。
そのまま十尾に角を突き挿し、持ち上げると馬乗りに地面に叩きつける。
キィーーーーン
今度は至近距離での尾獣玉かっ!
急いで角を引き抜くと、ジャンプ。急いで八尾の両肩から二本のスサノオの腕を現すと、その両方にヤタノカガミを装備、更に八尾の尻尾で全身を覆い防御体勢をとる。
射軸は空へと向いていて、とりあえず忍連合への被害は無いだろう。
尾獣玉を耐えられれば…
ゴウッと放たれる尾獣玉の直撃を耐える。
吹き飛ばされながらもどうにか耐え切り、地上へと体をのけぞらせ、尾獣玉の斜線上から抜け出したが、スサノオを纏いヤタノカガミで防御しているに関わらず、今の攻撃でボロボロの状態まで追い込まれてしまい、八尾を維持できなくなったのか人柱力であるキラー・ビーの体の内へと戻っていった八尾。そのため維持できなくなったスサノオも消失しかける。
落下中の俺達を鋭く睨みつける一つの目がある。
十尾だ。
再び発射される尾獣玉。
消失しかけるスサノオを再構成。十拳剣にシルバーアーム・ザ・リッパーを纏わせると、飛来する尾獣玉を斬り付けた。
相応の輝力を消費してしまった為に今ので結構限界…もう一発はきっと無理…
尾獣玉を三発も止められた十尾は地面を駆けると一直線にこちらに向かってくる。
俺は八尾の人柱力をスサノオの腕で掴むと、強引に左へ放り投げる。これで十尾の斜線上からは抜けられたはずだ。
と安心していると十尾の口が目の前に。
ガチンとその巨大なアギトで俺を噛み砕こうとしている所をスサノオをつっかえ棒に耐える。
『アオーーーーっ!』
ソラから悲鳴に近い念話が入った。
ゴメンちょっと念話を返す余裕が無いよっ!
あ、駄目だ力負けする…ならば自分からっ!
俺は自ら十尾の口の中に飛び込んだ。
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