番外 NARUTO編 その4
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ザ・リッパーならば攻撃は通るだろうが、あの異常な回復力をどう制するかが問題だ。
「凍てついてっ!」
『エターナルコフィン』
ソラが放った本日二発目の凍結魔法。しかしそれは体表を凍らせただけで、十尾は体内のチャクラを高めると氷を破って出てきてしまった。
俺と言えば、マダラとの全力戦闘、更に先ほどのブレイカーでの消耗が激しい。
懐から特性の兵糧丸を取り出すと、噛み砕き、エネルギーを補給すると共に、動かずに回復に努める。万全とは行かないまでも今の状態ではフルコンディションの5分の1程度の働きしか出来ない。…あと二分は動けないだろう。
しかし、その間も裏万華鏡・桜守姫を発動し、十尾の検証は続けている。
存在そのものが既に地上に現れたまつろわぬ神のクラス。
ブレイカーを越える攻撃をいとも容易く行使する。人間では抗えない存在。
久々の神との対峙に身体が高揚してくる。思考も若干攻撃性を増していくのを感じている。
八尾と九尾が再び十尾に向かうが、獣じみた動きで回避、格闘でねじ伏せ、さらに十の尾から飛ばされる枝は上空からは千本(忍具)の雨のように降りかかり、忍連合へと降りかかる。
これはヤバイ…
『大丈夫、私が何とかする』
と念話で答えたソラはすでに忍連合を護る位置にいた。
ソラはシナツヒコを使い風を操ると、火遁の印を組んで迎撃する。
「火遁・爆風乱舞」
炎の暴風を広範囲に撒き散らせ、押し返し、燃やしていく。
その抵抗に十尾はイラついたのか、巨大な熊ほどの大きさの分裂体を数百も現し、忍連合へと襲い掛かる。
あれくらいなら忍者達でも対抗できるだろう。事実幾人とやられながらも分裂体の数を減らしていく。特に優秀なのがヒナタとリー。
一体一体確実に倒して行ってる。
逆に数を一気に減らしているのは土影オオノキだ。塵遁で一気に殲滅している。
八尾と九尾は本体へと駆け、尾獣玉の撃ち合いになっているが、地力が足りていない。
俺は牛と狐の内、近いほうの牛へと降り立つ。
「誰だっオレの頭に勝手に乗っている奴はっ」
おっと牛がしゃべったっ!
「すまないけど、ちょっと間借りするよっ」
目的は一緒だし、反発は無いだろうとスサノオを行使、巨大な牛に纏わせていく。
「ああっ!?って、こいつは…」
「スサノオーって奴だコノヤローっ」
牛以外の声が変な事を言うが、スサノオです。
赤い龍鱗のようなスサノオを纏い、欠けていた角もスサノオで補強。鋭い二本のバイソンのような角が鋭く光る。肩には武者鎧の肩当がはまり、八尾の両肩から二本、スサノオの腕が生え、十拳剣とヤタノカガミを装備している。
「何にせよ味方って事だなっ」
「行
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