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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
白夜叉の送別会
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を崩した白夜叉をつかみ、引っ張る。
同時に何本もの手が白夜叉をつかみ、白夜叉を引きずり込もうとする。
「ぬ、お・・・簡単には、」
「さあ、百鬼夜行の始まりだ!」
もちろん、白夜叉は耐えようとするが、自分の上に現れた重みによって、水中に落ちる。
一輝が、妖使いを使って檻の中の妖怪を大量召喚したのだ。
「よっしゃ、よくやったで少年!これで僕らの勝利や!」
「YES!見事に作戦勝ちなのですよ!」
そう言いながら蛟劉と黒ウサギが堀の上に上がってくる。
飛鳥と耀もそれに続いて堀の上に上がってきて、空から堀に着地した一輝や人間常態になったスレイブも合流し、八人でハイタッチをする。
「ハハ、備えあれば憂いなしだな!」
「ええ。文句なしの大勝利よ。」
「・・・精神攻撃はゲームメイクの基本。」
「あの演技のおかげで、俺とスレイブはかなり動きやすかったしな。」
「少しでも上を向かれれば、気付かれていましたからね。」
そして、黒ウサギや蛟劉も口々に喜びを漏らし、その場を笑い声が包んだが・・・それは、だんだんと弱まっていき、ついには無くなった。
笑うことに飽きたのではなく、危険を感じ取ったのだ。
悪寒の発信源は、白夜叉が落ちた辺り。
普通であれば、白夜叉が祝福の言葉を述べ、一輝たちがそれに一言ずつ返すことで感動的なフィナーレになるはずだった。
だが、肝心の白夜叉は全く行動を起こしていない。
どうしたものかと一同が戸惑っていると・・・突如、大地から白い風が吹き始めた。
「兄様、これは・・・」
「あー・・・皆、俺は逃げる!」
「オイ待てこら!」
一輝は、スレイブを連れて脱兎のごとくその場を去った。
数分後、メイドたちを連れて訪れた一輝が見たのは、シースルーのビッチェスカートを着て歌って踊る、黒ウサギの姿だった。
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