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Element Magic Trinity
命の盾
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ザの叫びが―――悲痛すぎる、悲しき叫びが、塔に響き渡る。

「あははははっ!くだらん!!!実にくだらんよ!!!!」

そんなエルザとは対照的に、ジェラールはかつて友であり、仲間だった男の死を嘲笑う。

「そういうのを無駄死にって言うんだぜ!!!シィモォォーン!!!」

――――だから、気づかない。
ナツの方から、何かを砕くような、バキッという音がしている事に。

「大局は変わらん!!!どの道、誰も生きてこの塔からは出られんのだからなぁ!!!」

ジェラールが叫び―――――


「黙れぇぇ!!!!!」


ナツの炎を纏った右拳が、ジェラールを思いっきり殴り付けた。

「ごはァ!」

ジェラールが倒れ込む。
そして、気づいた。

「お・・・お前・・・何を・・・」

エルザが呟く。

(コイツ・・・!)

ジェラールが、その光景に驚愕し目を見開いた。
バキ、ガブ、もしゃもしゃ、と。
ナツが口に運び、咀嚼しているのは―――――――




(エーテリオンを喰ってやがる!!!!)




エーテリオンの膨大な魔力を吸収した―――魔水晶(ラクリマ)のカケラだった。
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