暁 〜小説投稿サイト〜
願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
いざゲームの世界へ
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話題休暇




「ほっ」

”ズシャア!”

パアンと音を立ててポリゴン化するモンスター。

もうすでに一撃で殺ることができている。

「なあ、もうちょっとこうどっさり出てくるとか無いのか?」

「まあ、少数しか出ないって言うのも考え物だよね」

あれから1時間ほどがたち、二人のレベルは12になっていた。

「あー、大声出せば寄ってくるかな?」

「……やってみれば?」

「ふむ、手前ら全員かかってこいやあーー!!」

ピロリンと音が鳴り、目の前に表示されるメッセージ。

否、クエスト表示。

「あ?『産出された大群』?クエストか?」

「うっそ、隠しクエだよ。
成功条件は?」

「ん?開始直後から出現しはじめる敵を百体倒す、だとさ」

「…大丈夫かな?」

「let's tray」

問答無用でイエスのボタンをタッチ。

瞬間、数十体のモンスターがポップし、襲ってきた。

「うえええええい!?」

「ほれほれ!よええぞ!」

スパスパと敵を切り裂きまくるユウジ。

いきなりの事に慌てながらも敵を倒すソウヤ。



98体目まで倒し、99体目に切りかかったとき、

「”バキイン”んなあ!?」

敵に振った剣が音を立ててポリゴン化し破壊された。

「うそお!?」

どうやらソウヤも同じようだ。

「ふ!わっ!と!」

一応ながら距離をとった二人だが武器が無い。

アイテムストレージになら敵の落とした武器が入っているがあいにくと取り出している暇は無い。

ならばどうするか、決まっている。

「肉弾戦だ!行くぞ!」

「うおおおおおおお!」

敵が横に振ったこん棒をしゃがんで回避し、アッパーで敵を打ち上げる。

空中に浮かんだ敵は身動きがとれず、…

「おおおおおららららららららら!!!」

ラッシュをお見舞いし与えているダメージは少ないものの確実にHPを減らしていく。

「これで終わりだ!」「くらえええええ!」

二人同時に胴回し蹴りを放ち敵を倒した。







「いや、あせあったー…」

「まあ、武器に耐久値があるなんて知らなかったぜ」

「あ、そういえば……うおお…」

「何だ?ああそういうことか」

レベルの確認。なんと12レベルから18レベルまで上がっていた。

「いやーやってみるもんだね」

「そうだな、結構楽しめたぜ」

時間にして約15分。

100いる敵を15分で倒したのだ。

はたから見ればものすごくチートに見えるだろう。

「そろそろ帰ろうか?」

「そうだな、町にでも行くか」

「ん、転移始まりの町
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