スーパーロボット大戦OG外伝
0478話
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ていると連絡が入ったので急行したんだが……迷惑だったか?」
「いや、そんな事はないさ。助かったよ。……あれ? 何で声だけで向こうの顔が見えないんだ? おかしいな、ロア、どうなっている?」
自分の中にいるロアと会話をしているコウタの声が聞こえて来るが……いや、何も言わない方がいいか。
「気にするな。今も言ったが、俺はテストパイロットでな。色々と機密があって意図的に通信モニタは音声のみにさせてもらっている。それよりも俺からも質問してもいいか?」
「あん? 何だよ?」
「そのような特機が開発されているという話は聞いた覚えが無いが、お前の所属は?」
「所属? んなもんねぇよ!」
「すると民間人が……っ!? ちっ、時間切れか」
「は? 何言ってるんだよ?」
コンパチブルカイザーから聞こえて来る疑問の声。だが、俺はそれに返事をせずに突然現れた2機の機体へと向き直る。
まさに雷神・風神とでも言うような、2機で1対のその機体。片方は白い髪のような物を持ち、そしてもう片方は赤い髪を持つ。大きさとしてはどちらもPTと同サイズ程度だろう。OG外伝のメイン敵組織でもある修羅が操る人型機動兵器の修羅神だ。
「何なんだ、あいつ等。まるで雷門の風神と雷神じゃねぇか。おい、ムウとか言うの。あれもイスルギ重工の試作機とかそう言うオチか?」
困惑したようなコウタを聞き、それを否定しようとした時……再び浅草へとリオン、ガーリオン、ランドリオン、バレリオンの姿が現れる。
……確かにこうもAMが使われているとイスルギ重工が疑われてもおかしくないよな。その点、ミツコが手を打ったタイミングはベストだった訳か。
「ちっ、またかよ。……ん? 待てよ? リオン? おい、ムウ。もしかして今回の騒動ってお前達イスルギ重工が裏で糸を引いてるとか言わないだろうな?」
「それはないな。お前が気が付いているかどうかは分からないが、敵機にパイロットは乗っていない。全てAI制御されている機体だ。まぁ、それでもイスルギ重工が怪しくないかと言われれば何とも言えないが……俺がここに来る事になった原因がそもそもイスルギ重工のお偉いさんからの指示だからな」
コウタへと返事をし、チラリとモニタに映っている2機の修羅神へと視線を向ける。すると、まるでその反応を感じ取ったかのように青い機体色に赤い髪をした方の機体がこちらへと視線を向ける。確かこのパイロットはフェルナンドとかいう奴だった気がするが……
そんな風に思った時、殆ど反射的に俺はミロンガのバーニアを噴射して先程の場所から移動していた。
轟っ!
そう、ミロンガがほんの数秒前まで立っていた場所をフェルナンドの修羅神、ビレフォールが通り過ぎていったからだ。
しかし、何故だ? 本来ならこいつはリオ
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