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蘇生してチート手に入れたのに執事になりました
これまでの設定を振り返ろう〜第二回〜
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来るのですか・・・!?」

真「原理はよく分かりません。そもそも、霊感が幾ら強くても、そんなことが出来るのかは不明です。

 ただ、この禁忌は、平安時代から行われ、今も続いている。

 創設者は、そうやって作った化け物たちに、魂を集めさせています。

 これも理由は不明ですが、後方支援部隊は、どうやら創設者に特別な処置を施してもらったらしく、

 我々、単独部隊が成仏させた魂を持ち帰ることが出来るようです。

 このようにして集めた魂で、どのようなことを行うのかは、よく分かりませんが」

明「・・・・・・そんなこと・・有り得ない・・・」

宏「・・・・誰だ!その創設者ってのは!」

真「分かりません・・・」

宏「・・・・・・」

真「創設者はその存在の一切を隠しています。単独部隊の長である私でさえ、分かりません」

宏「チッ!」

真「話を戻します。

 つまり、死神は人工的な魂強制成仏装置。それらが持つ特別な武器は、これまた魂が関係しています」

宏「お前の光とか、有馬の槍とかか」

真「そうですね。創設者は、どうやら魂を武器に変える研究を代々行っているらしいのです。

そして、創設者は、魂の融合に成功し、魂を再生可能エネルギーとして、使えることを発見しました」

明「・・・・そんなことも出来るのですか・・・?」

宏「あの〜。いまいち意味が分からないのですが・・・・・」

明「つまり、魂を複数合わせると、永遠に利用可能なエネルギーになるということです。

今までの人たちは火力、風力、冷気などでしたが・・・・・」

真「種類は魂を入れる対象物によって変わります。

複数の魂を、モノに入れることによって、そのモノに生命が宿り、消えない炎や止まない風となる。

私の場合は、幽霊が浄化するときの白い光に魂を注入するという初の試みでしたが」

宏「なるほど・・・・・集めた魂でそんなことをやっていたのか」

真「ええ、つまり後方支援部隊は、魂の回収を基本行っています。

そして、魂を前線の死神に受け渡し、魂を供給しているのです。

いくら再生可能エネルギーといえど、量は多いほうがいい。

私の光だって、こんなことは不謹慎ですが、おそらく十人以上の魂が入っています」

宏「・・・・十人・・・」

明「そんなに・・・・」

真「死神の強さは主に、どれだけ魂を人体に受け入れられるか、で決まります。

魂の数が多いほどそのエネルギーの質量は増加していく。

零は約二十人分でしたでしょうか」

宏「アイツそんなに・・・・」

明「しかし・・・・・・」

真「ええ。それでも回収した魂の数と、全員に供給する魂の量は釣り合わない。

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