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【七つの大罪】メガデリヘル「パラダイスジャイントDX」 アソコ編
【七つの大罪】メガデリヘル「パラダイスジャイントDX」 アソコ編
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“世界一の巨乳保障! しかも美乳! 美しすぎるスタイル! 若さ全開! メガトン級美少女があなたの家にやってくる!”
そんな夢のようなことばかり書いてあるデリヘルのチラシを見て、僕は迷わず電話した。
そんなエロマンガやエロゲーやライトノベルにしか存在しないような女の子、この世に存在するわけがない。
わけがないのだが、僕は電話した。
絶対に騙しだ! そう解っていていても、僕は電話した。
だって……だってさ……
それが男ってもんだろう!
むしろ漢ってもんだろう!
僕の名前は須田メリ夫。
メリ夫なんてキラキラした名前だけど、自慢ではないが僕の人生はキラキラとは正反対のどんよりとしたものだ。
僕は童貞だ。
しがない社会人な僕は、二十代半ばにして童貞だ。
理由は聞かないでほしい。それは至極ありふれた理由だからだ。
女性に縁が無かった。
これに尽きる。
正しくはリアルの女性に縁が無かった、ということだ。
でもそのかわりに、ニ次元の女の子には縁はあったのだ。
ニ次元の女の子は究極かつ絶対の理想的存在。
それは夢と希望と愛欲と美しさにまみれた完璧かつ至高の存在。
そもそも人間の手によって生み出されたニ次元の女の子は、見る者を魅了するように作られた存在なのだ。
だから僕らが夢中になるのは至極当たり前であって、それでいて――
……と、僕のニ次元に対する想いを言葉にし出したらきりがないので、これくらいにしておくとして。
とにかく、僕はニ次元の女の子しか知らない。
だから知りたい、未知なる存在であるリアルの女性というものを。
そんな僕の純粋なる探究心を満たしてくれる方法……それはデリヘルかなと。
電話と家とお金があればリアルの女性を知ることができる、そして体験することができる……んだよね?
いやはや、世の中って便利だなあ。
さてはて、そろそろリアル女性が僕の家を訪ねてくるはずである。
郊外のさびれたおんぼろ安アパートに、巨乳で美乳で美しすぎるスタイルで若さ全開なメガトン級美少女がやってくる。
ひゃっほい!
僕は楽しみで胸を膨らましつつ、股間も一緒に膨らませている。
パンツに先走り汁を吸わせながら、僕は心待ちにしている。
“ぴ〜んぽ〜ん”
来た!
遂に来た!
女がきたぞー!
僕の家に、女がきたぞー!
僕は嬉しさと緊張でふわふわしながら、何度も小さくつまづきつつも、玄関の扉を開いた。
……ん? あれ?
……いない? 誰もいない?
僕は玄関を出て周囲をきょろきょろと見回す。
……誰もいない。
ピンポンダッシュか? 2階にいる僕の部屋を狙うとは、なんとも悪質なガキの所業だ
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