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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第210話】
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嬉しそうな表情を浮かべる栗原――じゃなく、理央は、先導する様に前に立ち、行く先を指差しながら歩いていく。
そんな理央を見ながら、俺は荷物を持って着いていった――。
――部屋の前まで到着すると。
「ヒルト、荷物持ってくれてありがとな? ……ははっ、悪かったな、整備室に行くんだろ?」
「気にするなって、さっきも言ったがあそこで出会ったのも何かの縁だろ? それに、そんなに重い荷物じゃないんだし」
「ま、まあな。 家から持ってきたのは必要なものだけだし――な、なあヒルト?」
「ん? どうした?」
「せ、整備室行ったあと時間あったらさ……。 め、飯一緒に食わねぇかっ!? 良いだろッ!?」
荷物を受け取った理央は、迫る勢いで言ってきた。
まあ昼は特に誰かとって事はないから構わないかな……。
「ん、わかった。 なら終わったら連絡――って、よく考えたら理央の番号知らなかったな」
「な、なら交換しようぜッ!? うんうん、ナイスアイディアだな、俺!!」
何度も頷き、スカートのポケットから携帯を素早く取り出す様は鮮やかで、慣れてる気がした。
「んじゃ、赤外線で――――ん、これで大丈夫かな?」
「お、おう! ……じ、じゃあ連絡待ってるからな! 連絡なかったら……お、怒る……からね……」
「へ?」
「な、何でもねぇよ! じ、じゃあな!」
そう言って部屋の中に入る理央は、激しい足音を立てながらベッドに飛び込んだようで、ルームメイトに何事と言われていたのが聞こえた。
……てか一瞬、言葉遣いが女になってた気がするが――気にしても答えは見つからず、俺は来た道を戻ることにした――。
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