第九話 チェスゲームですか戦闘ですか
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』したら厄介だわ」
俺悪魔だと肉弾戦の方が強いもんな〜。ただ、お茶用意したり余裕過ぎるだろ。死ぬことはないとはいえ、不慮の事故もあるって言うのに。俺から見たら油断だぞ。
「ぶ、部長、結構落ち着いてますね・・・・・・」
「イッセー、戦いは始まったばかりよ?元々『レーティングゲーム』は短時間で終わるものではなく、実際のチェスと同じで大概は長時間を使うわ」
「短期決戦の時もあるけどね、一誠」
「紫は分かってるわね。『レーティングゲーム』は戦場を使い込んでこそ意義がある。大抵の場合、両陣営の本陣は砦か城、もしくは塔になるわね。本陣と本陣の間に森や川、山、湖を挟んで大掛かりな戦闘をするのよ。今回は学校が舞台。裕斗」
「はい」
学校の全体図の地図。マス目とかを書いてチェスボードのようにしている。
「私たちの本陣近辺に森があるわ。これは私たちの領土と思って構わないわ。逆に新校舎はライザーの陣地ね。相手の巣だと思って。校庭は新校舎から丸見えだから危険ね」
「それじゃあ、新校舎には裏の運動場から向かうのですか?」
「普通ならね、でも、そんなの相手だって理解してるわ。運動場に下僕を配置するでしょうね。恐らく、機動力の高い『騎士』を一名と下に『兵士』を何人か配置するわ。それなら運動場を全域把握出来る」
「部長、旧校舎寄りの体育館を先に占拠しませんか?ここを取れば新校舎までのルートが確保出来ます。位置的にも新校舎と旧校舎に隣接しているので、相手への牽制になります」
「ええ、地上のルートは体育館を経由しましょう。本当は紫の神器を使いたかったのだけれど・・・・・・」
「始まる前に禁止されちゃいましたからねぇ」
「仕方がありませんよ。敵本陣に何処からともなく奇襲をかけられるんですから」
「・・・・・・ゲームバランスブレイカー」
「確かに。それなら禁止されますね」
「好き放題言わないでくれるかしら!?」
幽々子以外に初めて突っ込んだ!
「でも実際、攻撃には役にたたないわ」
止めをさしたリアス部長。実はイッセーは弄れても紫が弄れなかったからそんな反応を見たかったらしい。
因みに、乗った皆も同じ気持ち。
哀れ紫。見方はアーシアだけか。
「裕斗と子猫は森にトラップを仕掛けてきて。後で皆にもトラップの場所が書いてある地図をコピーして渡すわ」
「はい」「・・・・・・了解」
トラップってどんなのだ?トラバサミ?
「トラップ設置が完了するまで他の皆は待機。あー、朱乃」
「はい」
「裕斗と子猫が帰ってきたら、森周辺、空も含めてライザーの眷属にのみ効く幻術と霧をかけておいてくれるかしら。序盤はこんな感じかしら、中
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