ターン32 南方の大自然と暗黒の中世
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のコアラが素人並みのプレミスをしたようにしか見えんぞ」
『まあ万丈目、黙ってみてなって。今の隼人は一味違うデュエリストだからな。あ、ちゃんと録画しといてくれよ』
「そんなことはわかっている!」
『ねえアニキ、これおいらたちも写っちゃダメかい?』
「お前らが写ったらただの心霊写真だろうが!」
プンすかしながらもちゃんと手に持つカメラを構えなおす万丈目。なんでも、今日のデュエルを見たい奴がいるから録画が必要らしい。でもそれが誰なのかは教えてくれないなんて、あいっかわらず情報を小出しにしか出さないやつだ。
「どうやらあなたは、この一年でもあまり成長していないようでいささか残念でスーノ。ですが、だからと言って手を抜くようなことはありえまセン。私のターン、手札からフィールド魔法、歯車街を発動するノーネ!」
『お、出たなチートフィールド』
のんびりとつぶやくユーノをよそに、みるみるうちに地面からいくつもの大小さまざまな歯車が組み合わさった建物や歯車型の光を放つスポットライトがせりあがってきてちょっとした未来都市の図が出来上がる。えっと、この効果は………
「……解説お願い三沢っち!」
「その呼び方はやめてくれ!歯車街の効果は、まず永続的に【古代の機械】シリーズのアドバンス召喚にかかるリリースの数を一つ減らすことだ。それとは別に破壊された時デッキの古代の機械を特殊召喚する効果もある」
「なるほど、センキュー」
「私は歯車街の効果により、レベル6の古代の機械合成獣をリリースなしで召喚しますーノ!」
頭が二つある獣を模した機械獣が、2つの口を開けてデス・コアラを威嚇する。本来ならば胸に開いた3つの穴のどれかに3色の歯車をはめ込むことで力を発揮するモンスターも、リリースなしで出されたらただのバニラモンスターでしかない。だけど、単純に攻撃力2300のノーデメリットモンスターをリリース抜きで出したとなれば話は別だ。
古代の機械合成獣 攻2300
「機械合成獣で、デス・コアラにバトルを挑みますノーネ!」
「リバースカード、皆既日蝕の書を発動するんだな!このカードは発動時、すべてのモンスターを裏側守備表示に変更する!」
機械合成獣がデス・コアラに向けて一歩を踏み出そうとした瞬間、ふっとあたりが真っ暗になった。すぐに明かりは戻ってきたものの、すべてのモンスターがセット状態に変更されている。そして、あのカードの効果って確か。
「ぐぬぬ、私はせめてカードを2枚伏せて、ターンエンドなノーネ」
「この瞬間、皆既日蝕の書のさらなる効果が発動して、先生の古代の機械合成獣を表側守備表示にするんだな。それでそのあと、先生は今表になったモンス
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