第7話
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ってますよ」
「・・・・・・・・・わかっているわ。私も父とナギのお父様が楽しそうに話しているのはうれしいのよ」
わかってる。でも、あんなに恥ずかしいのは耐えられなかった。
「ねぇ、ナギ」
「なんですか?」
「ナギは私と出会えて幸せ?」
私はナギに質問する。
「私はナギと出会えて幸せよ。もうあなた抜きでの生活は無理ね。光栄に思いなさい。私の心中はあなたで結構占められているのよ?」
そう続けると、ナギはこう答えた。
「そんな風に考えてもらえているなんて光栄ですね。僕も幸せですよ。リアス先輩と出会えてよかったです。なんていうか今の生活は充実してますからね」
私は顔を上げる。ナギは優しく微笑んでいた。ライザー戦の最後で見せたあの微笑み。愛しさが湧き上がってくる。私は思い切って聞いてみることにした。
「ねぇ、ナギは今好きな人っているの?」
「どうしたんですか、突然? サーゼクスさんにも訊かれましたけど、特に好きな人はいませんよ。そもそもこの女顔のせいであまり考えたことないです」
「そう・・・・・・」
少しも動揺することなくナギはそう言った。嘘ではないようね。
「・・・・・・ただ、兄さんが悪魔になってからは女の子と関わることが増えてきているので少しずつ考えていこうと思います。一生独身でいたいわけではないんで」
最後の方は苦笑いを浮かべていた。
「リアス先輩はどうなんですか? 旦那さんを迎え入れないといけないんですよね?」
「ええ、そうね。でも、あなたがそんなことを口にするなんて少しショックだわ」
ナギは頭に?を浮かべている。私の気持ちには気づいていないみたい。この分じゃあ、朱乃やゼノヴィアの好意にも気づいていないみたいね。でも、これからは違うみたいだから、もっと積極的にアピールしていくべきかしら?
「私は自分の婿は自分で育てることにしたの。どうせなら自分の理想は自分で育成するわ。その方が早いのよ。ね、ナギ」
「はあ・・・・・・そうなんですか」
いまいちわかってなさそうね。確かにナギは人間だけど、コカビエルを倒したことを考えれば、爵位をもらえる功績の足掛かりになるはず。ナギがさっきお兄様のことを『サーゼクスさん』と呼んでいたし、お兄様にも気に入られているようだし親の仲もいいからから、爵位さえもらって悪魔になれば、私との結婚はできるはずだわ。
私はベッドから起き上がりナギに近づく。私の言った意味を考えているナギは、気づいている様子はない。私はその隙にナギの唇を奪った。
「んんっ!!」
ナギは目を見開いて私を見る。首に腕をまわして、ナギの唇を舐める。ナギは驚きのあまり固まっているようだ。私はそのまま舌を入れようと
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