暁 〜小説投稿サイト〜
木漏れ日色の記憶。
この中に妹が一人いる。
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ああ、ってなんで俺が留守番になってるんだ?」
「ああっ俺も佑香と出掛けてくる」
「私は合コンだ。」
「僕は部屋から出ない。」
「わかりました。じゃあ、さっさと食べてくださいね。」
俺は夜空と三咲と一緒に一日を過ごすことに猛烈な不安感を募らせながら深いため息をついた。

////////////////

「じゃ、いってくるよ♪」
「慧先輩がついに大人の階段を・・」
「変なこと言うな。」
「あっ大人の階段を登るのは私たちでしたか」
「ん?なんだって?聞こえなかったんだけどな!」
「すいませんでした。」
「お前らはなんか用事あるのか?」
「「ない」」
「どうするんだ?」
「「奏ちゃんとイチャイチャする」」
「・・・すげぇ連携だな。」
「さぁさぁ、奏君に女を教えてあげましょう。」
「知ってるわ!俺、女だから!」
「そうか・・じゃ、自慰行為を教えてあげましょう!」
「お前はなんつーこといってんだ・・・・・」
「えっ?じゃあオナn・・」
「やめろ!!」
俺達はなぜか俺の部屋に集まっていた。
「なんで俺の部屋にくるんだ?」
「だからオナn・・」
「一度死ね!」
「そりゃ寂しいからだよぉ、奏ちゃんのそばが一番安心出来るからね」
「そうか・・・」
「掘られないようにね♪」
「ホモネタやめろ!」
「違うよ!奏ちゃんは女だからレイ○だよ!」
「てめぇ!ついに言いやがったな!」
「ぷっ」
「なんで(笑)みたいだ!?」
ガタン!
「ひゃっ!」
夜空が俺に抱きついてくる。
「むぅ〜」
「なんの音だ?」
俺は部屋を出て廊下を見渡す。
「ダイニングからか?」
「行ってきてよ・・」
分かったと言い俺は一階に降りていった。
ガチャガチャ
「!!」
俺は箒を持ってリビングに入る。
むしゃむしゃパクパク
「おい。」
「ひっ!」
振り向いたのは姉貴だった。
「姉貴、ここでなにしてんだよ」
「朝飯食ってんだよ。」
「真似すんな!・・・なんで俺が奏だって分かった?」
「私は何年、弟君に女装させてると思ってるんだ?」
「弟になにやってんだよ・・・・」
「あっ今は妹か!あっそうだ!妹と言えばおじいちゃんに聞いたんだけど奏ちゃんに妹がいるんだって!」
「は?なんだと?」
「だ〜か〜ら〜奏ちゃんに妹がいるの!」
「それを伝えに来たのか?」
「違う。」
「は?」
「飯を食い逃げしにきた。」
「帰れ!」
俺は姉貴を叩き出した。
////////////////
「誰だったの?」
「姉貴だ・・・・・」
「なんだって?」
「俺に妹がいるっていいに来たらしい。」
「本当に?」
「ああ、」
「・・・・・・・」
「どうしたんだ?三咲。」
「い、いや!何でもないよ!」

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