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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百三十五話:ルラフェンの町の名物たち
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ん、わかってた。
一応、人として聞いておいただけで。
そうだろうなって、もうわかってた。
そうこうしているうちに、ヘンリーたち朝練組が戻り。
ひとまず部屋に招き入れて、キレイキレイします。
またヘンリーに腰を抱かれて寄り添い、食堂に向かって朝食を取りながら、今日の予定を話します。
「今日は、どうするんだ?ひとまず、町で話でも聞くか?」
私の中では、ベネットじいさんに会いに行ってひとまずゲーム通りのイベントをこなすことに決まってるんですが。
まだ町を回ってない現在、じいさんの存在すら本来は知らないはずなので。
「うん。そのつもり。それと、モモが持っててくれた剣を入れる鞘が欲しいから、武器屋には行きたいな」
パパンの剣はモモが毛皮のマントを巻いて保護してくれてたけど、鞘は無くて抜き身の状態なので。
持ち歩くにも装備するにも不便なので、早々にそれはゲットしておく必要がありますね!
「そうか。宿は、一旦引き払うよな?」
ゲーム通りのイベントを済ませた後も、ベネットじいさんには用があるのでしばらくこの町に滞在するつもりではありますが。
イベントのために一晩は外で夜を過ごさないといけないし、そうでなくてもそんな予定は明かせないので。
何も知らない前提で動くとしても、当然そういうことになりますね!
「うん。なにかあれば、改めて宿を取るかもしれないけど。一旦は、引き払う」
「そうか。わかった」
朝食を済ませて荷物をまとめ、部屋を引き払って宿を出ます。
馬車は適当なところに停めておいて、町を歩き始めますが。
「……すごく。入り組んでるね」
「……そうだな」
ゲームでもそれなりにややこしい構造の町でしたが、現実で見るとさらに……。
どう見ても、ゲームのマップよりも入り組んでいる。
他の町でもそうだったというか、ゲームのマップそのままで町や村の機能が成り立つわけないので、当たり前だが。
「おいら一人なら、適当に飛んでけるけど。……それでも、迷子になりそーだなー。はぐれたら、ちょっと合流できなそー」
「そうだね。どうしようもなくなったら、少し上から見てもらうかもしれないけど。基本的には離れないでね、コドランも」
「おっけー」
「既に通った道を記憶することは、問題無く出来ましょうが。知らぬ道を思うように歩くのは、難儀しそうにござりますな」
「一通り歩けば、もう大丈夫だろうけど。把握するのに時間はかかりそうだよね。よく覚えておいてね、ピエールも」
「はっ」
『あたしはぐるぐる回っても、方角は間違えないからね!わかんなくなったらあたしに聞いてね、ドーラちゃん!』
「うん。頼りにしてるね、モモ」
「……ピキー?」
「大
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