暁 〜小説投稿サイト〜
乱世の確率事象改変
人中と例外
[8/8]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
達じゃ勝てなかったのだ」
 途中、ぽつりと鈴々が震える声で呟いた。
「そうだな」
 秋斗殿が優しくその頭を撫でる。
「だが生きてる。それも大事な事だよ鈴々。生きている限り人を助けられる。……っ。それに連合は負けちゃいない、戦は勝たないとな」
 私たちは負けた。呂布一人に。無力だった。
「今は一歩一歩進んで行こう。後の世の平穏のために」

 ゆっくりと彼から紡がれたその声は、どこかいつもとは違っているように感じた。



[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ