スーパーロボット大戦OG外伝
0477話
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俺にやれ、と?」
『ええ、お願い出来ればと。出来れば彼女にもお願いしたかったのですが、部屋の様子を見る限りでは既にそちらにはいませんわよね?』
「ああ。早速フィリオ・プレスティを説得してくると言って出て行ったよ」
そう言いつつも、考える。今回の戦いで出て来る連邦軍機は確か量産型ゲシュペンストMk-U改に乗ったカイと、アンジュルグのラミアだけの筈。俺の正体を本能的に察知出来るリョウト、ブリット、アヤの3人は参加していない。懸念材料としては俺の副官的な役割を果たしたラミアが機体制御とか攻撃の癖から俺に行き着く事になる可能性だが……
「機体はどうする? 当然俺の専用機でもあるグロウセイヴァーを使う訳にもいかないが、そうなると俺の手元に現在ある機体で最も性能が高いのはガーリオン・カスタムになってしまう」
まぁ、正確に言えばトリニティゲインもあるんだが……それこそあれはグロウセイヴァーとは別の意味でシャドウミラーの象徴と言ってもいいような機体だからな。人目に晒す訳にもいかないだろう。
そんな俺の問いに、ミツコは笑顔を浮かべながら頷く。
『その点は問題ありません。昨日言われたミロンガを用意してありますわ。もちろんアクセルが希望した変声機も完備してあります』
「……少し時間が掛かるとか言ってなかったか?」
『その予定でしたが、ウォン重工業の方に多少の無理を聞いて貰いましたの。何しろ一応親企業ですので』
そのくらいのゴリ押しはお手の物、か。
「ちなみにODEシステムとかは?」
『最初は搭載予定だったのですが、ウォン重工業の技術者によるとイレギュラーなデータは無い方がいいとの事でしたので取り外されています。いたって普通の機体として使用可能ですわ』
ふむ、最大の懸案事項でもあるODEシステムも搭載されてないとなると特に問題は無いか。
「了解した。ならすぐに機体を受け取って浅草まで急行する。連邦軍へと連絡とか諸々の手続きの類はそっちで頼む」
『ええ。存分に暴れて下さいまし。新型量産機のお披露目も兼ねておりますので』
こうして、俺はいよいよOG外伝での戦闘へと初参加をすることになる。
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