VS代表候補生編
TIME4 口喧嘩と部屋別れ
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ップだ。てめえみたいなふわふわした野郎に涼河が負ける訳がねえだろうが!」
ふっ、言ってやったぜ。
「わっ、私の何処がふわふわしていると!?全く……こんな侮辱を受けたのは初めてですわ……」
あぁ?
「決闘ですわ!」
決闘だ?面白え。
「ああ、いいぜ!受けてやる!」
『いい訳あるか馬鹿野郎!!』
俺は精神体のモモタロスを全力で蹴り飛ばした。
「どわぁ!!」
俺の身体からモモタロスが離れた。
あ〜、周りの視線が痛い。
「もし貴方が負けたら小間使い……いえ、奴隷にしますわよ?」
「ちょ…ちょっと待ってくれ!今のは俺じゃなくて……」
「今更何を言ってますの?あれだけの事を言っておいて怖気づいたとは言わせませんわよ?」
だよなぁ……。
「分かった、その勝負受ける。て事で、千冬さ……織斑先生、オルコットと戦ってもいいですか?」
「あぁ、それでは勝負は一週間後の月曜。放課後、第三アリーナで行う。野上、織斑、オルコットはそれぞれ用意をしておくように」
「はい!」
「はい」
「結局俺もか…」
上から、オルコット、俺、一夏の順だ。
「で、野上。机の事だが後で職員室まで来い」
あ……。
「……分かりました」
モモタロス、後で覚えてろよ……!
「はぁ……やっと終わった」
さっきまで、ずっと砕けた机の被害届を書かされていた。
何で一日目から被害届書く羽目になるんだよ。
そのついでに、部屋の鍵を渡されたのだが……
「ここか、1026号室」
鍵を開け、中に入る。
そこには、涼河の予想を遙かに上回る光景があった。
白銀とも言える様なストレートヘアの少女の胸を弄っている青髪のセミロングの少女がいた。
「あら、雪姫ちゃんまた胸大きくなったんじゃない?」
「ちょっと楯無さん…やめっ……あっ……!」
「女の子同士なんだから遠慮しな……」
やべ、気づかれた……!
「わ、悪い!」
バン!という音と共に勢いよくドアを閉めた。
これで安心だとドアに背を預けた瞬間にドアが斜めに切り裂かれた。
「せ……制服切れてるし……」
制服の背中の部分がスッパリと切れていた。
更に切られたドアの隙間から矢が三本連続で飛んできた。
「危ね!」
すんでの所で避けた矢が壁に深々と突き刺さっている。
「おい雪姫!前から言ってるけど、躊躇いなく矢を撃ってくんのやめろ!」
「涼河、それが女の子の身体を見て始めにいう事なのかな?」
「涼河君、何か言う事ある?」
そう言って弓を構えるその少女の名前は天白雪姫。
もう一
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