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やはり俺の青春ラブコメは…間違ってるのかなぁ
やはり平塚先生は怖い
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が良いと思います。そんななか無理に友情、恋愛、青春を日々一生懸命演じようと頑張っている彼ら彼女ら、自演乙!」

 それらは俺が書いた作文の一部だった。…うむ、割と良い方だろう。2行くらいで提出する奴と比べれば大したものだ。よくいる例で『すごくよかった』とか『すごく楽しかった』とかで終わらせる奴もいる。あれ結局何が凄かったか全く分からないから困る。ってか最後の自演乙ってとこを言いたかったんだろう。そこだけ元気よく言ったからな。

 自信満々に大したことの無い達成感を感じて俺はカバンを取り立ち上がろうとしたときに声を掛けられた。しかも最後のやけに楽しそうに言ったな

 「おい待て。どう見てもおかしいだろう。確かに最近の小僧は学業本分ということを忘れがちだが明らかにお前の怨念が入っているだろう。何故お前らはまともな作文も書けないんだ?」

 「お前らって誰の事ですか?しかも最近の小僧って言い方、年バレますよ」

 「…あ?」

 すると鋭い目つきでこっちを睨んでくる。怖い怖い。しかも右手が殴る準備万端だった。もうこれはヤンキーの『何見てんだコラ、あ?』と同じである。しかしこうなると少しは予想していたので念のためにこのため対策を考えてきたからここで屈っしはしない。

 「平塚先生!生徒に暴力的解決は認められないと思うんですよ。生徒自身に色々な考え方を教え、順当な選択を出来る人間に育て上げて近い将来に社会に出て立派に生きていけるように指導するのが教師の仕事であり進路指導担当である平塚先生のすることなんですよ。つまり暴力はまちがっている!」

 俺が思いっきり正論かつ緊急回避として考えてきたことを噛まずに言えたので少しは考えてくれるだろう。

しかし、平塚先生の殴るモーションは止めなかった

 「ああそうだな。正論だ。だが清谷。お前はその考え方を矯正することを放棄した者にはそれを言う資格はないよ。……歯を食いしばれ」

 そのとき腹に物凄い痛みが襲い掛かり、よろめいた後にソファにどかっと座り込んだ。

 そもそも殴る理由が年齢の話だというどうでもいいことに殴る権利はないと思う。そして俺は少しずつ落ち着いてきて深いため息が漏れたときに平塚先生は微笑した。

 「だが今の生徒の立場を十分に理解していることはいいことだ。…とりあえずまともなものでなければ再提出だ。それと奉仕部の件だ」

 「はい、前に退部届を出しておきました。流石です平塚先生。一日で俺の問題解決をしてくれるなんて雪ノ下さんにも感謝してますよ」

 それを聞いた平塚先生はきょとんとしてこいつ何言ってるの?的な顔をしていた。

 「ああ。ちゃんと出ておいた……燃えるゴミにな」

 「な、なにやってるんですか!問題解決したからもうあの部活にはいかな
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