暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第30話 借金?借金?また借金!?
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んね。最近疲れているのか、思考が変な事になっています。このままでは、大変な事(キチガイ的な意味で)になるかもしれません。

「まあ、大丈夫でしょう。今回の調査は、半分旅行みたいな物ですから。書類仕事も無ければ、堅苦しいパーティーにも出なくて良い。母上が居ない環境(ここ重要)で、ユックリさせてもらいましょう」

 私は嬉しさのあまり、口から本音がダダ漏れていました♪

「若。奥様が聞いたら、大変な事になりますぞ」

 声をかけられ振り向くと、そこには2人の男が居ました。

 話しかけて来たのは、クリストフと言う男です。クリフの愛称で皆には呼ばれています。落ち着いた物腰と老け顔の所為で、かなり年上に見えますが実際は24歳です。白に近い銀髪が、白髪に見えるので40代と言われても違和感がありません。しかも本人が、それを気にしていたりします。土のラインメイジで、グリフォンを騎獣にしています。

 もう1人が、ドナルドと言う男です。愛称はドナにしました。こっちは色白で、真っ赤な天然パーマが特徴の17歳です。これで好物がバーガーと聞いた時は“どんなネタキャラだよ”と、内心突っ込みを入れてしまいました。ですが物腰は年の割に落ち着いて、真面目な性格をしています。火のドットメイジで、マンティコアを騎獣にしています。

 これから私の護衛として、仕えてくれる者達です。

 調査中は、この2人の騎獣に乗せてもらう予定です。私も専用の騎獣が欲しいのですが、騎乗訓練は10歳になってからと言われてしまいました。速く1人で騎獣を乗りこなしたいです。

「まあ、良いじゃないですか。……それよりも、調査について説明します」

 私は前半は明るく、後半は真面目な声で言いました。私の真面目な声を聞くと、2人は姿勢を正し私の話を聞く姿勢をとります。

「ドリュアス家は森の正体を突き止め、魔の森の問題を解決に導きました。その功績を認められ、多くの領地を王より賜る事になります。そこで賜った領地を有効利用する為、塩田を設置しトリステイン王国経済に貢献する事になりました。今回はその為の調査です。森の北西、海沿いの土地、フラーケニッセ。森の南西、海沿いの土地、オースヘム。この二カ所より、塩田の設置に相応しい場所を調べます」

 王から賜った土地は、ドリュアス家の南のフェンロウ。その南のルーモンド。さらに南のガリア国境沿いのマースリヒト。森の北西、海沿いのフラーケニッセ。そのすぐ東のローゼンハウト。森の南西、海沿いのオースヘム。その東のブルーヘント。計七つの領地を賜る事になりました。

「第1条件は、近くに河口が無い事です。これは、真水が混じる場所では製塩効率が大きく落ちるからです。第2条件は、水の綺麗な場所である事です。これは出来あがった塩の味に関係します。
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