スーパーロボット大戦OG外伝
0476話
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しね。出来ればアクセルにも使って見て欲しいんだけど……」
「とは言ってもなぁ。俺も俺で忙しいし。あぁ、でも魔法球の中でなら意外となんとかなるかも。1時間くらいならどうとでもなるか?」
そう呟いた時だった。
「ん? そう言えば昨日も魔法球がどうとか言っていたが、何の事だ?」
いつの間にか復帰していたスレイがそう尋ねてきたのは。
「あー、色々なシステムを詰め合わせてある部屋の名前だな。ダイオラマ魔法球システムが正式名称だが、長いから通称の魔法球と呼んでいる」
「ほう。さすがホワイトスターと言うべきか。そんなのもあるのか」
嘘八百の説明に、感心したように頷くスレイ。
……取りあえず、スレイが一緒の今は魔法球に入るのはやめておいた方がいいな。
マリューと視線で会話し、お互いに小さく頷く。
「念動収束式のビームキャノンとレーザーキャノンはどうなった? 結局レモンが手がけるんじゃなくて、技術班が作る事になっていたと思うんだが」
その質問を聞き、何故か眼を逸らすレモンと苦笑を浮かべるマリュー。……何をやった。
「レモン?」
「べ、別にアクセルに不都合な手出しはしてないわ。ただ、ちょっとO.O.ランチャーを参考にしてカスタム化しただけで」
その言葉を聞いたマリューは、どこか呆れたように口を開く。
「……ちょっと弄っただけで本来は2つの武器だったレーザーキャノンとビームキャノンが1つになる訳ないじゃない」
「ちょっ、マリュー!」
慌ててそう言うマリューの口を封じようとするレモンだったが、それだけで何があったか大体の予想は出来た。O.O.ランチャーは1つの銃でビームと実弾を撃ち分ける事が可能だという特徴がある。それを参考にしたと言う事は、1つの銃でレーザーキャノンとビームキャノンの両方を使えるようになってる訳だ。それもレモンが設計したとなると、当然不具合の類は無くて念動収束式で。
「……だろ?」
俺のその説明に、苦笑を浮かべつつも頷くマリュー。レモンはと言うと、どこか拗ねた様子でオレンジジュースのコップを口へと運んでいる。
「アクセル、あまりレモンを苛めてやるな。レモンにしても、お前の機体が使う武器だからこそ技術の粋を尽くしてだな」
「分かってるよ」
拗ねているレモンを見かねたのか、そう言ってくるコーネリアに黙って頷いてレモンの方へと視線を向ける。
「レモン、お前にはいつも助けられてる。感謝してるよ」
「……アクセルが無事に私達の場所に戻ってきてくれるなら、どんな手段でも使うわよ」
小さく呟いたつもりだったのだろうが、その言葉は間違い無く周囲へと響いていた。
「この様子だと、色々と他にも改良してるようだが……あまり聞かない方が良さそう
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