スーパーロボット大戦OG外伝
0476話
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が私とスレイの唯一にして最大の違いだろう」
「なるほど。アクセルは色々と危険らしいな。私も気を付けるとしよう」
コーネリアの話を聞いていたスレイが、どこかジト目で俺へと視線を向ける。
……いや、情に弱いという自覚はあるんだが……そういう視線に晒されるのは余り嬉しく無いな。
結局この日はスレイも俺の家へと泊まり、翌日にはレモン達との朝の一幕を見られて顔を真っ赤にしたスレイという一場面を見る事になるのだった。
「新型機の方はどうなっている?」
朝、朝食を食べながらレモンとマリューへと尋ねる。
テーブルの別の席では、未だに顔を真っ赤に染めたスレイが無言で食パンをモソモソと食べている。
……さすがに朝からああいうシーンは刺激が強かったか。元々ブラコン気味で他の男に興味を持っていないスレイだから、その刺激は予想以上のものだったのかもしれない。
「ちょっと。あまりスレイの方ばっかり見ないの。全く、朝から変な所を見せてしまったわね。あまり気にしないで頂戴。一応この家ではそれ程珍しくない出来事だから」
「あ、ああいうのが珍しくない……? 兄様、私はシャドウミラーに所属すると約束して良かったのでしょうか。もしかして早まったのでは……」
口の中だけでモゴモゴと呟いているが、俺の耳にはしっかり聞こえているぞ。
まぁ、取りあえず熱暴走しているらしいスレイは放置しておくとして。
「で、改めて尋ねるが新型機は?」
「動力炉の問題があるから、まだ骨組み程度ね。あ、でもヒュドラの方は全部完成してるわよ。他にも色々と当初のプランよりも改良されていってるわ」
「……おい、大丈夫なんだろうな?」
以前渡されたレポートに書いてあった物でもかなりオーバースペックな機体だったのに、それをさらに越える? 混沌精霊になって色々とぶっちぎってる俺でも乗りこなせない機体になってたりしたら……
「それとフィリオ・プレスティを仲間に引き入れるのなら、以前技術班から上がってきた例のT-LINKフライトシステムとテスラ・ドライブの融合した推進機関。あれも新しく作った方がいいかもしれないわね」
「まぁ、それは確かに。何しろテスラ・ドライブに関しては第一人者と言ってもいいしな。T-LINKフレームに関しては? 予想外に高性能になったとか言ってなかったか?」
紅茶を飲んでいるマリューの方へと視線を向けると、小さく頷いて口を開く。
「そうね。私やレモンが予想していたよりも高性能になった理由は結局不明だけど、色々とテストを行った結果、特に不具合は見つかってないわ。……逆にその高性能ぶりにちょっと驚くけど。ただ、あくまでも私達が出来るのはT-LINKフレームの基本的なテストのみなのよ。何しろ念動力を持った人がいない
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