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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第40話 バルトマンの過去(後編)
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ながらロレンスは思う。

「団長、覚悟!!」

後ろから盾を前に構え並んで向かってくる騎士が3人。

「並んで攻め、敵の攻撃を分断させ、攻撃する。教え通りだな………だが!!」

ロレンスは魔力を込めた刃で横一閃。向かって来た3人を吹っ飛ばした。

「マニュアル通りじゃ強い敵には通用しないぞ?………くっ!?」

そんな言葉を送った後、ロレンスに向かって放たれる砲撃。

「………流石に立て直してきたか………あの少将どのがもう目を覚ましたとは考えられん。………他にまとめる奴が居たって事か………」

そう呟きながらロレンスは横を見るとロレンスに向かって砲撃魔法を放とうとする一団を見つけた。

「やれやれ………ご老体を労わるって気持ちは無いのかね………」

そんな言葉を吐きながらそこに向かって行くロレンスだった………













「もう少しで付きます」
「着艦は戦場から離れた場所に止めなさい。でないと巻き込まれるわよ。………グレゴール少将から連絡は?」
「依然ありません」
「もしかしてドジったのかしら?使えないわね管理局も………まあいいわ、降りて確認する。それと全乗組員に通達。バルトは着艦と同時に動く可能性が高いわ、注意しなさい」
「了解」

そんな指示を出している内に機体は降下に入っていった。

「後は戦場の状況が分かればいいんだけど………」
「残念ながらお前がそれを知る時はねえよ」
「えっ!?うっ………!?」

小さな呻き声をあげ、倒れるシエル。

「ん………お前はバルト!!」
「動くなよてめえ等。じゃないとこの裏切り秘書さんにトドメをさすぜ?」

その脅しにブリッジにいた乗組員達は手に持った武器を下ろし地面に置いた。

「それでいい。お前達は着艦に集中しろ。安心しろ、お前達が何か変な動きをしないうちは殺しはしないさ」

悔しそうにバルトの指示通りに動く乗組員。

「………」
「おいそこの通信士、艦内の味方を呼ぶような真似したらシエルをこれで殺すぞ?」

バリバリと手のひらで光る雷の玉を見せ、脅した。

「………分かったよ」
「それでいい」

通信士の態度に満足したバルトはシエルを持ち上げ、カリムが寝ている横に移動した。

(カリムは寝かしたままの方がやりやすいか。………さて、俺達は何処へ連れて来られたんだか………)

「着陸します!!」













「はあ!!」
「おっと」

相手の攻撃を避け、反撃で敵を倒すロレンス。

(しかしこれは大事件になったものだな………)

敵の砲撃を避けながらロレンスはそう思った。
ロレンスの攻撃で死亡した人間はいない。しかし
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