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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第40話 バルトマンの過去(後編)
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全員、盾で身を守れ!!」

第4騎士団は主に攻防一体の戦闘スタイルを得意としたメンバーで構成された部隊だ。なので盾と武器を持つ騎士が多い。

「よし、狙い通り混戦状態になった。後は………」

そう呟いてグレゴールを地面に下ろし、自身のデバイスを展開するロレンス。

「後は逃げながら戦うのみ!!」

そう力強く呟いたロレンスは向かって来た騎士達を一閃し、気絶させたのだった………












「さて、潜入したのは良いが………」

「くそ、どこへ行った!?」
「探せ探せ!!」

「やっぱり無理があったか…………」

と苦笑いしながら探し回る乗組員の様子を見ているバルト。
バルトの潜入は離陸後乗組員がバルトとぶつかった際落ちたサングラスの影響でバレることになり、それ以降撃退しながら逃げていた。

「………まあ戻らないところを見るとどうやらこのまま目的地へ行くみたいだな」

そう言いながら匍匐前進で前へ進む。
追いかけられているバルトは誰も居ない部屋に入った後、直ぐに天井裏へと登り、匍匐前進で進んでいた。

「この先にカリムが入れば良いんだが………まあ進めば分かるか」

そう呟きながら静かに進むのだった………









「まだバルトは見つからないの………?」
「はい。乗組員全員で捜索していますが未だに発見できていません」

輸送艦のブリッジ、そこにカリムを誘拐した張本人のシエルがいた。

(ついてるな俺。まさか進んだ先でカリムを見つけられるとはな………しかしあのバカぐっすり寝ていやがるな………こっちは苦労してるのによ………ったく)

小さな穴を開け、ブリッジの様子を見たバルトは椅子に座っているカリムを確認でき安心する。そしてブリッジでの会話に耳をかたむけた。

「もういいわ。貴方たちは輸送艦の操縦に集中しなさい。捜索は他の乗組員に任せるわ。全く、車に付いてくるなんて………」
「ログスバインの名は伊達ではありませんね………」
「その名を名乗るな!!!あんな男にその名は合わないわ!!!団長の身勝手な決定で決められただけよ!!!!」
「す、すみません………」

そんなシエルの感情むき出しの発言にブリッジいる全員が静まり返るが、自然に自分の業務に戻った。

「驚いた………あんなに大声を上げるシエルを見るのは初めてだ………ジジイの作戦、イマイチ効果無いと思っていたがそうでもなさそうだ………」


そんな事を呟きながら引き続き、バルトは天井裏から様子を見ているのだった………





















(ロイは上手く逃げられたか?)

攻撃を最小限のステップで避け
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