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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第40話 バルトマンの過去(後編)
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(………一世界の介入に最高指揮官が少将か………S級の艦からみてもやはり本気で介入する気は無いって事か………)

と、そんな感想を思いながらも表は笑顔で対応していた。

「早速ですが、管理局側からはどのくらいの戦力が集まりましたか?」
「私の部下たちを含め、50名ちょっと。その中武装隊として前線にでるのは30名ですな。そちらはどうですか?」
「第2騎士団150名です」
「ほう、第2騎士団ですか!!精鋭ばかりのベルカの騎士の実力期待しておりますぞ!!」

そう笑いながら自分の艦へと戻っていくグレゴール。

「………団長?どうしましたそんな怖い顔をして………」
「いや、今回は色々と苦労すると思ってな………自分の部下って言ってたよな?期待できそうに無いな………」
「元々我々だけでも良かったんです。ですがセルド大司教が管理局に協力を要請して………」
「セルドが………?確か奴は元々管理局の出身じゃなかったか?」
「はい、確かそうでした」

そんな部下の言葉を聞いてバルトは考える。

(待てよ………もし犯人がセルドだった場合、管理局が裏で通じている線はありそうだな………管理局と聖王教会2つが更に繋がりを強め、一番邪魔な俺を先ずは排除する。そうすれば奴自身更に上の位に上がれる。もしくは管理局で良い地位で受け入れてもらえるようにしたのか?どちらにせよいつ何が起こるか分からないな………)

「準備出来ました、騎士のみなさん、艦への搭乗をお願いします」

管理局の局員にそう言われ、順に搭乗していった………











(………ん?部屋から複数の人の気配がする)

静かに立ち上がり扉に耳を当てる。

(話し声は聞こえるが、知り合いか?カリムも落ち着いて話している………問題無いか)

カリムの部屋は一階にあり、窓から要件を言いに来る者も多い。
流石のバルトも夜に女性の部屋に勝手に上がる様な事は出来なかった。
扉越しに聞こえたカリムの声に安心してしまったのが問題だった。

「ん?静かになったな………話が終わったのか?………いや違う!!」

扉を破壊する勢いで蹴り上げるとカリムを抱え上げているシエラがいた。

「………てめえ、何してる?」
「くっ、時間を稼げ!!」

シエラの命令で側に控えていた男達がバルトに襲いかかった。

「邪魔だ、どけ!!!」

ガーフォルで男の振るった剣を受け止め、力尽くで振り、男2人を吹っ飛ばした。

「カリム!!!」

大声で呼ぶが反応がない。
その隙にシエラは窓から外に出てしまった。

「あのバカ、何の疑いもなく睡眠薬飲んだな……ちっ、逃がすか!!」

起き上がった男に電気を流し、完全に気絶させた後、バルトも2人を追って
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