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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第三十一話 庭園の戦い
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ないから二人は一緒に行動することになる。
クロノになのは達を任せて俺が駆動炉に行ってもいいんだが封印が出来ないからな。
封印できなければ破壊するしかない」
俺の言葉になのはとフェイトはあっという顔をしている。
あくまで俺の封印は魔力を抑え、聖骸布で包み込むという一時的なものである。
当然のことだがデバイスのような複雑なモノの投影は出来ないので、もし俺の方法で抑えられなければ破壊するしか手がない。
「管理局としてはロストロギアをそう簡単に壊されてはたまったもんじゃないんだが」
クロノがため息を吐きながらそんな事をつぶやくのも無理はないだろう。
「それとクロノ、プレシアの所に近づいたらこちらに連絡しろ。
フェイトはクロノからの連絡が来次第、プレシアの所に向かえ」
「わかった」
フェイトも頷いてくれたので互いに向かうところは決まった。
さて、向かうところは決まったが、クロノを一人で行かせ、俺達が辿りつく前にプレシアとの戦いとなるといささか危険ではある。
だがこの状況でなのはとフェイトから離れるというのは俺の選択肢にない。
ならばクロノの防御面を向上させ、プレシアの攻撃に耐えれるようにするしかない。
「―――
投影、開始
(
トレース・オン
)
」
投影品を貸すと俺の魔術がばれる可能性もあるが、人の命と天秤にかける事は出来ない。
仕方ないと諦めるとしよう。
投影するは四つの黄金角と四つの黄金に覆われた盾。
ケルト神話にてクルフーア王が持ちし盾『オハン』である。
「クロノ、持っていけ。
持ち主ではないから本来の能力は引き出せないが、それでも防御力は相当なものだ」
「いいのか?
君の持ちモノを僕に渡して」
「当然、これが片付いたら返品してもらう」
俺の言葉にクロノは大きくため息を吐く。
「これだけの魔力を纏っているんだ危険物扱いでこのまま引き渡してもらう」
クロノの言葉になのはとフェイト、ユーノは「え?」という顔をしてるし、アルフは眉をひそめる。
まあ、好意で差し出した物を返さないといえばこれが普通の反応だろう。
だが
「本来ならね。だが士郎の好意だ。
この件が終わったら必ず返す事を約束する」
とのクロノの発言にユーノは眼を丸くし、なのはとフェイト、アルフは笑っている。
もっと頭が固いかと思ったが少々認識を誤っていたな。
「なら全員向かう場所は決まった。
この目障りなのを消し飛ばしたら行くぞ!!」
俺はハルバートを地につきたて、新たな武器を投影する。
クロノのオハンを返却するという約束に感謝してもう一度見せてやろう。
新たに投影し外套から取り出すのは使い慣れた弓と赤き猟犬
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