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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第三十一話 庭園の戦い
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。
だって
「はあっ!!」
入口の大きなドアを手に持つモノで粉砕して開けたんだから
side 士郎
入口をハルバートで粉砕して中に侵入すると至るところの床が抜け、そこには底が見えない空間が広がっている。
「なんだ、この空間は?」
「虚数空間。あらゆる魔法が一切発動しなくなる空間なんだ」
俺の疑問にユーノが応えてくれるが、厄介な空間だな。
「飛行魔法もデリートされる。もしも落ちたら重力の底まで落下する」
「でも虚数空間って士郎の魔術もデリートされるの?」
ふと思いついたようにつぶやいたフェイトの言葉だがどうなのだろう?
確か桜は虚数魔術を使っていたが、あの虚数とは別物のようだ。
まあ、どちらにしろ
「俺にもわからないが、命をかけて試そうとは思わないな」
失敗すれば重力の底まで落ちるとんでもない穴にお試しで入ろうとは思わない。
それに俺なんかは元々飛行の魔術なんて使えない。
そんな会話をしながら走っていると、また新たな扉である。
とりあえず
「しっ!!」
ドアを蹴り破る。
とドアの向こうにいた小型の甲冑の一体に吹き飛んだドアが突き刺さり爆発した。
「「「「「…………」」」」」
「そんな呆れたような顔をしなくてもいいだろう。倒したんだから」
無言の圧力というか視線に言い訳じみた言葉を言っておく。
「と、とりあえず奥の階段が分かれ道」
フェイト言葉に甲冑達の向こうにある階段を見つめる。
さてどうするか。
「クロノ、駆動炉とジュエルシードどちらを止めるべきだ?」
「エイミィによるとどちらもロストロギアらしい。
最終的には両方封印する必要があるが、まずは駆動炉を止めないとジュエルシードの封印すらままならないと思う」
ならば駆動炉を先に潰す事を考えるか。
だが全員が駆動炉に向かえばプレシアに奥の手があった時に手が出せなくなる。
つまりはプレシアの方にも戦力を投入する必要がある。
となると
「クロノはプレシアのところだろう?」
「ああ」
まあ、当然といえば当然か。
管理局という組織として事件の首謀者と一番回収したいジュエルシードがあるのだから。
なのはとユーノは駆動炉の方かな。
魔力が万全でない事を考えれば、フェイトとアルフも一緒に行った方がいいか。
あと補佐として俺か。
プレシアの方の戦力がクロノだけだが恐らく大丈夫だろう。
「クロノ以外は駆動炉に向かうぞ」
「だけど私は……」
俺の言葉に躊躇うフェイト。
無理もない。
元々の目的がプレシアに会う事なのだから当然ではある。
だが
「なのはとフェイトは魔力が万全じゃ
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