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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第三十話 真実
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を娘と認める事は、アリシアの死を受け入れる事だ。
アリシアが死んだ事故。
それに少しでも関わってしまった自分に対する罪悪感からアリシアの死を受け入れることが出来なかった」
「……るさい」
プレシアが何かをつぶやくが無視する。
「その中でアリシアを生き返らせる事にすがり、フェイトの事を偽物と虐待することで、まだ間に合うと自分に言い聞かせた」
「うるさい!! 黙りなさい!!
私は取り戻すの! アリシアを!!」
俺の言葉にプレシアが激昂し、声を荒げる。
その中、一つため息を吐き
「仮に根源に至りアリシアを蘇らせたとして、その時妹であるフェイトを虐待したお前を
幾人もの命を生贄に捧げた貴様をアリシアは昔のように慕ってくれると思っているのか?」
「っ! それでもやってみせる!!」
もはや子供も駄々と変わらないな。
その時
「大変大変!! 屋敷内に魔力反応多数!!」
エイミィさんの言葉と共にプレシアの住居の映像が映る。
そこには幾多の甲冑を纏った兵士。
恐らくは魔法的な自動人形といったところか。
「邪魔はさせないわ。
私達は旅立つのよ。失われた都、アルハザードへ!!」
プレシアが手を広げるとジュエルシードが輝きはじめる。
その瞬間、激しい揺れがアースラを襲った。
「次元震です! 中規模以上! さらに増大中です!」
「このままだと次元断層発生まであと三十分足らずです!」
自棄になったか。
しかし放置すればこのままだと次元断層が起きる。
「リンディ提督、仮に次元断層が起きたとしたら俺達の住処は?」
「……恐らく消滅するわ」
やはりか。
ならば止めるために剣を執るのは道理。
すずかやアリサ、海鳴に住む大切な人たちを守るために。
だがその前に
「俺はプレシアを止めに行く、どうする?」
なのはとフェイトに尋ねる。
「私も一緒に行きたい」
なのはは明確に行くと頷く。
だがフェイトは
「……母さんは私の事、人形って」
悲しみの言葉をつぶやいた。
無理もない。
母親と慕ってきた人から娘と思っていないと言われたのだ。
フェイトのショックは計り知れない。
だが問いかける。
「フェイト、君はどうする?
ここで全てを終わるのを待つか?
それともフェイト・テスタロッサとして一歩踏み出すか?」
「……私は」
「どのような選択をしてもそれがフェイトの答えだ。
俺もなのはも責めたりはしない」
ただ願わくばフェイトには逃げずに進んでほしい。
あとで後悔しないように
side フェイト
「フェイト、君はどうする?
ここで全て
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