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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第三十話 真実
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トロギアではアルハザードに辿りつけるかわからないけど
でももういいわ。終わりにする。
この子を亡くしてからの暗鬱な時間を、この子の身代りの人形を娘扱いするのも」
プレシアの言葉にビクッと体を震わせるフェイト。
「聞いていて? あなたの事よ、フェイト
せっかくアリシアの記憶をあげたのにそっくりなのは見た目だけの役立たずな私のお人形」
プレシアの言葉に静かにエイミィさんが語り始めた。
「最初の事故の時にねプレシアは実の娘、アリシア・テスタロッサを亡くしているの。
彼女が最後に行っていた研究は使い魔とは異なる使い魔を超える人造生命の精製。
そして、死者蘇生の秘術、フェイトって名前は当時彼女の研究につけられた開発コードなの」
エイミィさんの言葉でようやく理解できた。
プレシアがジュエルシードを使って何を目指すのかも。
「よく調べたわね。
でも駄目ね。所詮造り物は造り物。
喪ったものの代わりにはならないわ」
プレシアの言葉にフェイトの目から涙が静かに零れ落ちる。
戯言だな。
これ以上プレシアの言葉を聞く必要もないし、こんなことでフェイトが泣く姿なんて見たくもない。
「リンディ提督、アルハザードとは?」
プレシアを無視し、いまだに理解できない言葉をリンディさんに尋ねる。
とリンディさんが応えるよりも早く
「ずいぶんと無知なのね。アルハザードも知らないなんて」
その言葉にアリシアを見つめ続けたプレシアが初めて俺の方を向いた。
「生憎と俺は魔導師じゃなくて魔術師なんでね」
「そう、なら教えてあげるわ。
次元の狭間にある、今は失われたあらゆる秘術の眠る地。それがアルハザード。
その秘術を使って私は取り戻す。アリシアを! 過去も未来も!」
プレシアが悲願が叶うとばかりに目を輝かせる。
次元の狭間、なるほどそのためのジュエルシードか。
複数使えばリンディさんが言っていた次元断層とやらも起こせるだろう。
そこに至れば、死者蘇生に過去の改竄などのあらゆる秘術を知ることが出来る。
それにしてもその地にはあらゆる秘術が眠るか。
魔術を使う俺には似たような言葉が聞き覚えがある。
「なるほど……根源に到達する気か」
俺の言葉にプレシアだけでなく、リンディさんやアースラの他のメンバーも目を丸くしている。
「そう、あなたは、魔術師は知っているのね。
なら私に協力しなさい。
そうすれば全てのジュエルシードが手に入る!」
プレシアの言葉にリンディさん達が緊張する。
確かにこの状況で俺が武器を持てば、アースラ内部に抱えた爆弾が爆発するのと同じ事だ。
そう俺が武器をとれば
だが
「断
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