暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十九話 決戦   ★
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ンバスターのバリエーション」

 紡がれる今までよりもさらに大きな魔法陣。

「Starlight Breaker」

 その魔法陣に集まる魔力……って

「自身だけじゃなくて周囲の魔力まで使う気か」

 ずいぶんと器用だな。
 器用である点は褒めてやりたいところではあるのだが……浮かぶ巨大な魔力の塊。
 アレはさっきのフェイトのよりまずくないか?

 フェイトもアレを撃たせてはまずいと思ったのか動こうとする。
 だがいつの間に準備したのか

「くっ、っ!! ば、バインド!」

 フェイトの手足を拘束するなのはの拘束魔法。
 フェイトがもがくが外れはしない。

「これが私の全力全開―――」

 振り下ろされるレイジングハート。

「―――スターライトブレイカー!!!」

 そして放たれたた巨大な魔力砲撃。
 それはフェイトを呑み込み、海面にぶつかり巨大な水柱を上げた。

<i752|1315>

 非殺傷設定とはいえ、フェイトが大丈夫なのか、若干不安だ。

 ゆっくりと収まる砲撃。
 そして、レイジングハートから自身を冷却するように蒸気が吐き出される。

 だがやはりこれだけの魔法は、なのはにとってもかなりの酷使だったようだ。
 なのはの足元の羽は輝きが安定せず、なのは自身の息もかなり荒い。

 対するフェイトはアレの直撃を受け、意識を失ったのか、海に落ちていく。

「フェイトちゃん!」

 慌ててフェイトを追い海に飛び込むなのは
 この勝負なのはの勝ちだな。
 俺もフェイトの事が心配なのですぐにでもそばに行きたい。
 だが俺にも役割がある。

「クロノ、準備は?」
「ああ、いつでも尻尾は掴める」

 虚空に向かってつぶやいた言葉にモニターを表示し、返事をするクロノ。
 フェイトの母親、プレシア・テスタロッサの事はクロノに任せれば大丈夫だな。

「ユーノ、足場を作る準備とアースラへの転送準備を頼む」
「え? う、うん。わかった」

 外套から取り出すように鞘に収められた一振りの刀を投影し、握る。
 ユーノは俺の意図までは理解できなかったようだが、何か目的があるとわかったのか、何も聞かず頷いてくれた。

 俺の役割はあくまでなのはとフェイトを守ること
 こうしてフェイトが負けた今、プレシアが先日のように何らかの攻撃をしてくる可能性が高い。
 ならば俺はそれに備えるだけだ。

 となのはがフェイトとバルディッシュを抱き、海から上がってきた。

 なのはの周りに八個のジュエルシードが浮かび、フェイトもなのはの腕から降り、自分で飛ぶ。

 それを見つめながら自分の魔術回路の撃鉄を叩き上げる。

「来た」

 ユーノとアル
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ