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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十九話 決戦 ★
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ンバスターのバリエーション」
紡がれる今までよりもさらに大きな魔法陣。
「Starlight Breaker」
その魔法陣に集まる魔力……って
「自身だけじゃなくて周囲の魔力まで使う気か」
ずいぶんと器用だな。
器用である点は褒めてやりたいところではあるのだが……浮かぶ巨大な魔力の塊。
アレはさっきのフェイトのよりまずくないか?
フェイトもアレを撃たせてはまずいと思ったのか動こうとする。
だがいつの間に準備したのか
「くっ、っ!! ば、バインド!」
フェイトの手足を拘束するなのはの拘束魔法。
フェイトがもがくが外れはしない。
「これが私の全力全開―――」
振り下ろされるレイジングハート。
「―――スターライトブレイカー!!!」
そして放たれたた巨大な魔力砲撃。
それはフェイトを呑み込み、海面にぶつかり巨大な水柱を上げた。
<i752|1315>
非殺傷設定とはいえ、フェイトが大丈夫なのか、若干不安だ。
ゆっくりと収まる砲撃。
そして、レイジングハートから自身を冷却するように蒸気が吐き出される。
だがやはりこれだけの魔法は、なのはにとってもかなりの酷使だったようだ。
なのはの足元の羽は輝きが安定せず、なのは自身の息もかなり荒い。
対するフェイトはアレの直撃を受け、意識を失ったのか、海に落ちていく。
「フェイトちゃん!」
慌ててフェイトを追い海に飛び込むなのは
この勝負なのはの勝ちだな。
俺もフェイトの事が心配なのですぐにでもそばに行きたい。
だが俺にも役割がある。
「クロノ、準備は?」
「ああ、いつでも尻尾は掴める」
虚空に向かってつぶやいた言葉にモニターを表示し、返事をするクロノ。
フェイトの母親、プレシア・テスタロッサの事はクロノに任せれば大丈夫だな。
「ユーノ、足場を作る準備とアースラへの転送準備を頼む」
「え? う、うん。わかった」
外套から取り出すように鞘に収められた一振りの刀を投影し、握る。
ユーノは俺の意図までは理解できなかったようだが、何か目的があるとわかったのか、何も聞かず頷いてくれた。
俺の役割はあくまでなのはとフェイトを守ること
こうしてフェイトが負けた今、プレシアが先日のように何らかの攻撃をしてくる可能性が高い。
ならば俺はそれに備えるだけだ。
となのはがフェイトとバルディッシュを抱き、海から上がってきた。
なのはの周りに八個のジュエルシードが浮かび、フェイトもなのはの腕から降り、自分で飛ぶ。
それを見つめながら自分の魔術回路の撃鉄を叩き上げる。
「来た」
ユーノとアル
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