13部分:13:転校生
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
なくちゃ、いこ、アリサちゃん、すずかちゃん、よしくん」
「あんたは走らないの、なのは、どうせこけるんだから」
走り出そうとするなのはをがしっと捕まえるアリサ
「何時もこけるわけじゃないよ、3回に2回くらいだし」
「十分だ、てかやっぱ今度から一緒にランニングするか?」
「あ、朝あんな時間におきれないよ」
生徒の流れに合わせて歩きながらの会話
「朝…何時に起きてるの良彦君?」
「5時かな、色々してると直ぐ学校の時間だし」
「5時?…どんだけ早起きよあんた」
「これが普通になってるからな、苦でもないというか、制服来てるほうが嫌だ」
「少しなのはから聞いてたけど、良彦、あんた変わってるわ」
「アリサちゃん」
困った顔で微笑むすずか
「まぁ、ある程度自覚あるから、きにしてないぞ?」
アリサの言葉を受け入れる良彦。
で、なんだかんだで、体育館に到着し、始業式…校長の話やら会ったが割愛…教室に戻ると、なにやら微妙に殺気やら怒気を含んだ視線を感じる良彦。
ちなみに用意されてた席はなのはの隣だった。
「…なぁ、なのは、俺嫌われてるのかな?」
「はにゃ、そんな事無いと思うけど?」
「そうか?」
で、まぁ…その後先生の話があって、その日の日程は終了…と同時に、何人もの生徒が良彦の近くに集まってくる。
浴びせられる矢継ぎ早な質問…どれから答えたもんかと思っていると。
「はいはい、聖徳太子じゃないんだから、一人一個ずつ順番にしなさいよ」
と、アリサが割って入ってくれる。
「んじゃ、前に居たのって何処?」
「…県の山奥、4歳くらいまでは海鳴りにいたけど」
「じゃじゃ、何で転校を?」
「んー、爺さんが死んで独りになって、保護責任者になってくれたのが、士郎さんで、こっちに家もあったから、近い方がいいだろうって」
「士郎さんて?」
「高町士郎さん、爺さんも父さんも、友人だったんだ」
「高町との関係は?」
「幼馴染だな、偶にこっちきてたし、そんときはあってた」
等々、色々と聞かれた。
結果…疲れている良彦が机に突っ伏している。
「おつかれさま、よしくん、大丈夫?」
「おう…人の相手は疲れるな」
「転校生とか、珍しいからじゃないの、良彦もきちんと答えてるし」
「会話は大事だろう、いきなり脛蹴りとかされない限り」
「ええと、それは会話にならないんじゃないかな?」
「だから、されない限りだって、すずか」
はふぅと、某暴力少女を思い出し溜息…すくっとたちあがり。
「さて、もう帰っていいな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ