決勝トーナメント一回戦第一試合〜第四試合
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
試合、修善寺高等学校サンダース大付属高校、第八試合、青葉女子学園と北海学園です。』
そう。
私たちは第五試合。
つまり今度の土曜日の一試合目であります。
しかも対戦校は一度戦ったことがある聖グロリアーナ女学院。
私としては嬉しい相手なのであるが、学校全体で考えるとサルバー大付属高校のほうがよかった。
『私としては第五試合の大洗女子学園の活躍に期待したいと思っています。』
それはそれは嬉しいことです。
でもテレビで言われるとなんか恥ずかしいかも。
『そして第八試合の北海学園も数々の成績を持つ実力校なので北海学園も目が離せませんね。以上、戦車道のコーナーでした。続いては高等学校冬季体育大か』
もういいや。
私はリモコンを使ってテレビを消した。
私は高等学校冬季体育大会なんて興味ないもんね。
今は次の試合だけ考えていたい気分であった。
ブーブー。
「あっ。もしもし。」
『梨華か?山河です。』
あ〜あ、ほのか先輩か〜。
「一体なんのようですか?これでも私は忙しいのですけど。」
次の試合の動き方について考えないといけないから嘘ではない。
『そういうな。お前たちにとっていい話なのだからな。』
「いい話とはなんですか?」
『明日、大洗女子学園の学園艦が停泊中の横浜港に1日停泊することになったのでな、模擬戦でもしてやろうと思ってな。』
防衛高校の戦車チームに戦車道選択者が集まっただけの大洗女子学園が勝てるわけないじゃん。
ここは丁寧にお断りしなければ。
「あの〜。ほのか先輩。明日は試合前なので基礎でも練習したいのでお断りしたいのですが。」
『あーー、ごめん。もう角谷生徒会長には話をつけちゃったんだ。』
さすがほのか先輩。
行動が早すぎる。
話をつけていたなんて、私ですら予想してなかったよ。
でも私たちなんかと模擬戦しても防衛高校にはなんの利点もないはず。
なのにどおして?
『あのね、明日の模擬戦の時に私の後輩に有ってくれないかしら。』
「どおしてですか?」
「その子、梨華の大ファンらしいのよ。」
なるほど。
その仲間のためか。
まあ、生徒会長が認めたなら仕方がない。
「分かりました。それでは明日、お会いしましょう。」
『そうだな。お休み。』
さーて、明日は忙しくなるな。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ