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蘇生してチート手に入れたのに執事になりました
おかえり
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るがそんなことは分かりきっている。

「そうじゃなくてだな!お前は敵で死神なんだからさっさとソウルササエティーにでもなんでも帰れ!」

「なんだその奇妙な名は。どこの国だ?」

「もしかしてお前も天然なのか?なぁ、麗さんとそんなところが似たもの同士なの・・・グフッ!」

「なんですか?宏助くん。今何か必死で否定しなければいけない単語が聞こえてきたのですが?」

「いや・・・・なんでもないです・・・・」

「まぁ、そんな訳で、真は再び私に仕えるSPのひとりになりました」

「そういう訳だ、以後よろしく」

「よろしくってなんだよ!?反対派は俺以外にいないのか?」

そこで話を聞いていた近くのSPのうちの一人が答える。

「皆、最初は混乱しましたけど、麗さんの説得もあったので、反対派はいませんでしたよ。

 やっぱり、ウチの元大将でしたからね。人望もあったんですよ。ねぇ、大将」

「その呼び方はやめてくれないか・・・・・」

「ハハッ!生真面目なところも変わってねぇや」

そんな会話を聞いて、宏助は軽く絶望を覚える。

「こんなのが・・・・・こんなのと一緒に暮らさなきゃいけないのか・・・・?」

「よろしく頼む。腕には自身があるぞ。お前には負けるけどな」

「気安く握手しようとするなぁ〜!」

「まぁまぁ、宏助さん」

「宏助くん?さっさと握手しなさい。もう遅いですよ」

麗は笑顔で、宏助が見覚えのある契約書を手でヒラヒラさせている。そこに書いてある名は勿論宏助のものではなかったが。

「・・・・・はぁ・・。畜生!ほれ!」

「・・・・あ、ヤケクソになったな」

「こうするしかねぇんだろ?でも、絶対もう二度と明さんと麗さんにてぇ出すなよ。」

「・・・・・心得た」

宏助と真の手がお互いを握り合う。
頼もしい仲間が、一人増えたとっていいのだろうか。

「よし、復旧作業はじめますよ!」

『おう!』

麗の号令で、闘技場の復旧作業がはじまる。
復旧作業に参加する人数は、いつもより一人多かった。
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