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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百三十三話:乙女の憂鬱
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のピエール、情けなくも震えが走りました。お見事な、威圧にござりました」
「そう?うん、できると思ってたんだよね!自分が狙われてるんでなければ!モモのためだし、絶対にできるとは思ってたけど!ちゃんと上手くできてたなら、良かった!」

 このピエールさんが震えるほどともなれば、相当なものだよね!
 この辺りのキラーパンサーはしばらく寄ってこないだろうけど、場所が変わればわかんないし!
 モモのためにも、ちゃんとできて本当に良かった!

『……うん、あたしのためだもんね。あたしのためだから、ドーラちゃんはあんなことしたんだもんね。うん、大丈夫、大丈夫。………………ドーラちゃん、すごい!!』
「ありがとう、モモ!また同じことがあっても、絶対に私が守るからね!」

 なんかブツブツ言ってたモモですが、あっという間に気を取り直したようで、また私にじゃれついてきてくれます。

 きっと、いつ襲いかかってこられるかわからないという憂いが解消されたからだね!
 良かった、良かった!
 モモが元気になって!

「……ドーラちゃんって、怒るとこえーんだなー。ドーラちゃんになら、怒られてみてもいーかと思ってたけど。本気で怒らせたら本気でこえーから、気を付けよーな、スラリン」
「ピキー」
「やだなー!仲間に、あんな怒り方しないって!」

 そんな怒り方をする必要がある相手ならば、そもそも懐に入れてないし!
 心配しなくても、大丈夫なのに!

 なんかみんな怖かったみたいなので、微妙な顔ではあってもただ一人全く怯えた様子を見せなかったヘンリーに、聞いてみます。

「……そんなに怖かったかな?別に、普通だと思うけど」
「……俺は、奴隷時代ので知ってるが。みんなは初めてだからな。それは、怖いだろ……」
「そっか。そうかもね。まあ、そのうち慣れるよね」
「……慣れるほどやるなよ……」
「必要が無ければやらないけど。必要なら、やるよ」
「……お前は、こういう時はとことん強いよな……」
「あらゆる意味で遠慮する必要の無い相手に弱腰になるとか手加減するとか、全く意味がわからない」



 などということもありつつ。

 モモの憂いも晴れたところで、改めてルラフェンの町を目指します。

 野良キラーパンサーについてはもう心配無いだろうとは言え、そろそろ暗くなってくるからね!
 夜道はそれだけで危険も多いし、早く町に入って、今日はもう休みましょう!
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