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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百三十三話:乙女の憂鬱
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『ううん、一人になりたくないから。ドーラちゃんの、近くにいたい』
「そっか!大丈夫、外にいても、絶対に守ってあげるからね!」
さらに、外の仲間たちに差し支えない範囲で事情を説明します。
「みんな。この辺りには、野生のキラーパンサーが出ます。野生のキラーパンサーは、賢く可愛いモモと違って、ただのケダモノです。よって、可愛いモモが狙われるかもしれません。いや、絶対に狙われます。何故ならモモが可愛いから。しかし当然、そんなことを許すわけにはいきません。不埒なキラーパンサーが出現したら、最優先で殲滅します。絶対に、モモには近付けさせません。この件に関しては、私よりもモモを最優先で守ること。従えない人は、私のパーティには要りません。わかりましたか?わかったら、返事」
有無を言わせず、了解の返事のみを求めます。
「ピキー!」
「おっけー!嫌がる女の子を無理矢理追っかけ回すとか、男として許せねーもんな!モモちゃんは、おいらたちで守ろーぜ!」
素直に返してくれる、可愛い担当の素直な二人。
即答しない残り二人を、チラリと横目で見やります。
「……返事は?」
「……」
「……」
「……従えない人は」
「わかった。モモは当然守るし、お前も絶対に守る」
「左様にござりますな。モモ殿とドーラ様、双方共に間違い無くお守りすれば良いだけのこと。これまでと何ら変わらず、何も問題は有りませんでしたな」
「……間違えないでね?優先順位を」
「……」
「……」
「……従えない人は」
「わかった。モモを、最優先で守る」
「御意」
やれやれ、最初から素直にそう言えば良いものを。
守ってくれるのはありがたいが、時と場合と言うものは弁えて頂かないと困る。
仲間たちの了解を得て辺りの警戒を始める私に、モモがおずおずと声をかけてきます。
『……あの、ドーラちゃん。あたしは別に、そこまで』
「大丈夫!!モモは、私たちが絶対に守るからね!!何も、心配しないで!!」
『…………うん』
こんなことに、モモの繊細な心を煩わせたくは無いのでね!
モモは本当に、何も心配しなくていいんだよ!!
なんてことをしてるうちに、とうとうキラーパンサーの群れが出現します。
私たちのパーティとしては、初遭遇になるわけですが。
「……来おったか。さて、オスなのかどうなのか。不埒者か、ただの魔物か」
『……あの、ドーラちゃん。なんか、キャラが……』
何かを呟くモモを背後に庇いつつ、まずは敵キラーパンサーの声に耳を傾けます。
ただ倒せばいいだけの魔物か、思い知らせねばならない不埒者なのか!
ちゃんと、確認してから倒さないとね!
仲間たちをひとまず制止しつつ、心の
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