暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep17管理局に入ろうよ〜Those girls wish〜
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だ。
「ちょっと待て! 何の話だそれ!?」
「あれ? 言ってなかったっけ? フライハイト家は3月から、ここ海鳴市に引っ越します♪」
「言ってねぇぇぇぇーーーーッ!」
すでに“界律”から住所変更の許可はもらっている。というより“闇の書”の一件が終わった時点で、能力以外の制限は取り払われていることは確認した。だから海鳴市に住もうが管理局に入ろうが何も文句は言われないのだ。のだ、のだ♪
「ルシルには悪いけどもう決めたから。あと4月から正式に聖祥小学校へ入ることにしたの。だからこのまま海鳴市に住むことになる。黙って決めて本当にごめんなさい。でも、ルシルになんて言われても私は今の生活を続けたい。というか続けてやるっ」
「はぁ・・・。で、話はそれだけか?」
「・・・それとね、ルシル。私、管理局に入りたい」
これが最も重要な件だ。このためにずっと計画を練っていたんだから。しばらくの沈黙のあと、ルシルが顔を上げて静かに口を開いた。
「別にいいんじゃないか? こんな騙すようなことしなくても、最初から言ってくれれば良かったじゃないか」
「・・・え? いいの? 本当に?」
予想外の事態だ。もう少し反対を受けると思っていた。そのためにルシルを説得するための手段をいろいろと用意したんだから。それなのにこのアッサリさ。あまりにアッサリしすぎて逆に疑いたくなる。
「ああ。本当にいいよ」
そう言って、ルシルは微笑みながら私の頭を撫でた。どうやら本当に認めてくれたようだ。これで私の管理局入りが決定した。
「ルシル、以前にも言ったとおり、君にも管理局に入ってもらいたいんだが?」
「あのっ! 私もルシルと一緒に頑張りたいです!」
「わ、私もみんなで頑張りたいです!」
クロノに続いてなのは達もルシルを管理局に誘う。その真剣な表情を見て、私も真正面からお願いしてみる。
「ルシル、一緒にやろう?」
「・・・そうだな。海鳴市に住むことになるんなら、それもいいかもな。シャル達が学校に行っている間は暇だろうし。局入りした方が時間潰しがし易いな。それに、無限書庫には惹かれていたから司書として働くのも悪くはないか」
これもまたあっさりと言うルシル。半ば投げ遣りな感じがするけど、ルシルも管理局に入るなら面白くなりそうだ。
「本当か、ルシル?」
「ああ。3月まではこの家で、それからは管理局で世話になるぞ、クロノ執務官」
「わぁ! やったね、フェイトちゃん!」
「うんっ!」
「早速艦長に連絡しておかないとね!!」
あれよあれよと事が進んでいく。こうして私とルシルの管理局入局が決まった。
「そういえば俺とシャル、どっちが上だ?」
「上って?」
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