暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep17管理局に入ろうよ〜Those girls wish〜
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えるんだけど。白か・・・よし!」

「よし! じゃ・・・なぁぁぁ〜〜〜〜〜い!!」
 
神社に轟くルシル君の絶叫。あぁごめんね、ルシル君。やっぱり私じゃ止められないよ。

「ル、ルシルっ。その・・・可愛いよ、すごく!」

「っ!!」

「うわぁっ、ダメだよ、フェイトちゃん!」

「むぐ・・・?」

私は急いでフェイトちゃんの口を塞ぐけど、もう完全に今の聞こえているかも。ルシル君は俯いて震えているし。フェイトちゃんもフェイトちゃんで首を傾げてるし。どうしよう・・・。

「・・・フェイト。男にとって、可愛いとは褒め言葉じゃないんだ」
 
「え? そうなの? でも本当に可愛いと思うんだけど」

私がフェイトちゃんの口から手を離した瞬間、フェイトちゃんは再度爆弾を投下した。もうダメだ。今のは確実にルシル君に大ダメージを与えたかもしれないよ。それを見ていたすずかちゃんが、「えっとえっと・・」何とかフォローしようと必死になってる。でも何も浮かばなかったのか「ごめんなさい・・・」戦線から離脱した。頑張ったよ、すずかちゃん。ヘコんじゃダメだよ。

「(わ、私が何とかしないと)えっと・・・ルシル君、もう着替えよう? ね?」

「「ええーーー」」

シャルちゃんとアリサちゃんが抗議の声を上げるけど、でもこれ以上はさすがにルシル君が気の毒だ。止められらないなんて言っていられないよ。

「そ、そうだよ。ルシル君、着替えとか持ってたら着替えてきてもいいんだよ?」

「うん。シャルちゃん達は、私たちが何とかするから」

「すずか、なのは・・・ありがとう!」

「「「可愛い?」」」

「っ! し・・・し・・・死んでやるぅぅーーーーっ!!」

私とすずかちゃんの言葉がそんなに嬉しかったのか、すごい笑顔でお礼を言ったルシル君。その笑顔が本当に可愛くて、つい私とすずかちゃんとフェイトちゃんは、可愛い、ってまた言ってしまった。ルシル君は叫びながらどこかへと走り去って、声を掛けてくる男の子たちを片っ端から沈めていっている。だって今の笑顔は反則だよルシル君。

「あ〜あ、行っちゃった。少し冷却時間も要ることだと思うし放っておこう」

「「「ええーー!?」」」

ルシル君をあんなのにした張本人であるシャルちゃんがルシル君を放置宣言。私とフェイトちゃんとすずかちゃんはそれに驚愕。走り去った原因をつくった私たちが言えることじゃないけど、それは酷いよシャルちゃん。

「捜しに行って見つけたら着替え中でした、ていうのはイヤでしょ? もし着替えを見られたら、今度こそルシル・・・・死ぬかも?」

「そうそう。ルシルが帰ってくるまで待ってましょ♪」

そう言うシャルちゃんとアリサちゃん。私たちはそれに従うしかなさそう
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